現在進行形-A子突然の…④
浴室に入り、湯船にお湯を張るため入浴剤を振り撒き、コックを上げた。
勢いよくお湯が出て、みるみる泡が立ち、湯気で室内が暖かくなる。
ミストサウナも付いていたが、あまり暑くなるとプレイ中にのぼせるのでスイッチは入れなかった。
リードをシャワーのスライドバーに繋ぎ
「待ってろ」
と言い置き浴室を出る。
先ほど用意していた道具類を持ち戻ると、おとなしく四つん這いの姿勢で尻を振り、待っていた。
昨日の電話で
“どんな事でも出来る覚悟があるから、少しでも一体感のある調教をして欲しい”
と話していたので、
“風呂場でのプレイになるかな?”
と大まかなヒントは伝えていた。
リードを外し、先ほどまで振っていた尻に手をやると、湯気とは違う重くまとわり付く湿気で蒸れかえっていた。
期待で眼を潤ませている。
冷蔵庫から持ってきたスポーツドリンクを恵美子に渡し、少しずつ交互に飲みあう。
半分ほど飲んだ頃に、湯船が満水になり、普通の恋人同士のように身体を洗いあい湯船に浸かる。
初めは向き合って入り、足で股間を弄ぶが、敏感な所は微妙に避けながら恵美子の移り変わる表情を楽しむ。
手招きすると、嬉しそうに擦り寄ってくる。
前を向かせ、染み一つ無い白い背中に舌を這わせた。
「キャ~ッ」
と驚き、声をあげる。
無理もない。
今まで縄や道具以外に、奉仕となるような愛撫はしなかったからだ。
私は構わず触れるか触れないかのタッチで舌先を背中に這わし、徐々に襟足からうなじへ……
最初は湯船に浸かっているにも関わらず鳥肌を立てたが、
「うぅ…あぁぁ」
と甘い吐息を漏らし始めると、白い肌がみるみる桜色に変わっていく。
耳を甘咬みし、耳孔を擽ると、背を反らし足をひきつらせた。
左手は乳房を軽く搾るように乳輪まで滑らすが、硬く尖り始めた敏感な乳首には触れずにいる。
右手は絶えずピアノタッチで、臍から恥丘を登り膝裏までを往復させた。
こちらも勿論、硬くなっているであろうクリットは手付かずだ。
大陰唇を掻き分けると、そこは卵の白身を纏っているようにトロトロになっている。
「ハァァァ…イ・イイ…」
っと甘ったるい呻きを途切れ途切れに吐き出し、腰をうねらせた。
瞬間、硬く膨れ上がったクリットに指が当たると
「あっあっいいい……」
反射的に股を閉じようとするので、脚を絡め開かせた。