様子を見ながらﾃﾞｨﾙﾄﾞのﾎﾟﾝﾌﾟも押し､膨張させていった｡

直腸に浸入した水溶液を､ﾃﾞｨﾙﾄﾞが太くなるにつれ､奥に奥にと押し込んでいく｡

｢ぐゎ…ひぃぃぃ……うっ…｣

っと顔を歪め､時折背や尻ﾀﾎﾞを小刻みに痙攣させていた｡

水溶液は350～400mlは入っている｡

腰のｽﾋﾟｰﾄﾞは落ちたが､動きは止めない｡

歯を喰い縛り､顎から汗を滴らせ､こんな責めを受けながら､快楽を感じている事を悟られないようにしている｡

そこには羞恥心を残しつつ､快感に溺れそうなﾏｿﾞの妖艶さが見え隠れしていた｡

｢恵美子､苦しいのか？｣

｢苦しい…です…｣

｢辛いのか？｣

｢はぃ…｣

｢それだけじゃないだろ!?｣

ｴﾈﾏﾎﾟﾝﾌﾟを握り込みながら､ｺﾘｺﾘと硬く尖りきった乳首を優しく揉みほぐす｡

｢…ぁぁぁあああ……いいぃぃぃ！｣

脆くも歓喜の声を漏らし､己れをさらけ出してしまう｡


最初から素質があった訳ではない｡

調教を始めた頃は大変だった｡

ｱﾅﾙは小指がやっと入るくらいだったが､他所の快楽を与えつつ痛み和らげ､快楽が同調するように身体に刷り込みしていく｡

時間を掛け少しづつ拡張し､指二本が入るようになり､ｱﾅﾙでも快感を覚えた時からﾌﾟﾗｸﾞを渡し､日常でも入れて生活するよう躾て今のようになった｡

その過程の中で浣腸も教え込んだ｡

ｱﾅﾙでの快感を覚えてから､指先に付着した物を眼前で示し､確認させる｡

理解はしても

｢浣腸だけは…赦して…下さい…｣

と拒んだが､縛り上げられ身動き出来ない状態でのｱﾅﾙ責めで折れ､受け入れたのだ｡

初めてにもかかわらず浣腸責めを受けた時は､緊張と羞恥の中､600mlまで音を上げず耐えたが､途中からは顔に脂汗を滲ませ､蜜壺からは淫汁を垂れ流し､自分自身を制御出来ない状態に陥っていた｡

我慢した分､大量の苦液を腹中に納めたため､悪寒に全身を震わせながら､強烈な便意に耐えていた｡

が､それでも終止符を打たれる時が来る｡

足の指を反らせ､必死の形相で

｢も･うだめ･です､が･まんが･･･｣

｢我慢がどうした？｣

｢でち･ゃい･ま･す｣

｢何が出るんだ？｣

｢ああｧｧｧ…ﾄ･ｲﾚに…｣

｢だから何が出るんだ！｣

｢うん･ち…が｣

｢お願いか？｣

｢うぅぅ…お願いですぅ――う･んちさ･せてく･だ･さいぃぃぃあっ！う｣

ゆっくり縄を解くふりをし､排泄の邪魔にならない位置に動かしていた｡

だがそんな事も気付きもせず､また余裕も無い｡

もう間に合わない｡

｢ああぁ…ごめんなさい！！｣

薄いｺﾞﾑｼｰﾄの上で全身を硬直させたかと思うと､異音と異臭を放ちながら､土石流のように汚物を撒き散らし､女として一番秘しておきたい最後の壁も崩れ去った｡