自分でも駄目人間だなあとしみじみ思うのですが、春に入社した会社を先日退社しまして。まあ色々有ったんですがそれは割愛します。ただ、お給料に関しては勿体ないくらい頂いたんです。そこに勤める価値を見つけられたなら続いていたのかもしれないですが、それはともかく。
ただ、お給料を前よりも多く頂いたからといって、金銭感覚が急に変わる事も無く、そしてお金を多く使うような時間が増えた訳でもなく。結果、今までとそう変わらないお小遣いの範囲でしか使わない、みたいな感じでした。出張とかで外食ばっかになってましたけどそれもまあ出張費として戻ってきてたようなもんだし。

そんなだったここ数か月なんですけど、半年くらい前から何か読書モードに入ってて。小説だったり漫画だったりなんですけど、時間を見つけては読む、みたいな感じでした。書店辞めた途端に(笑)当てはまる言葉が無いからとそのまま使われるようになったTSUNDOKUもしちゃうタイプなんですが、まあその山も崩しつつ。この数か月で本がえらい増えました…。あのまま会社続けてたら引っ越しを余儀なくされてたんですけど、何で私引っ越し予定だったのにこんなに本を増やしたんだって言われる程の量です…。
私、作家買いする方なんですよねえ…。偶々、本当に何でその１冊を手に取ったか覚えてないほどなのに、その１冊が本当に自分の好みで、そこからその作家さんの別の本にも手を伸ばしてーって。そういう出会いが有ると本当に幸せだなあと思っちゃう。
自分の好みが割と特殊で、あまりこんな感じの話を書いている方に出会ってなかったのに、居たのか！っていう出会いへの感動と、他の作品も見てみればどれも好みドンピシャで、わああこんなに気が合う（勝手に思ってるだけだけど）人が居るなんて…！っていう嬉しさと。そういうのが有るだけで、世界って変わって見えるもんですよねえ。
私は書店勤めでしたけど、普通にブッ●オフもまん●らけも行く派なんですけど、今までにもその人の本が有る棚の前を何度も何度も通っていた筈なのに、出会う前と出会った後じゃ全然変わってきますよね、見方が。

勿論作家買いしてみたところで、いやこれはちょっと好みとは違う…っていうのが有ったり、逆にこの１冊が特別過ぎて他の作品は読めない…！みたいな事も有ったりするんですけど(笑)
作家買いしちゃうっていうのは、一種の感情の共有みたいなものですよね。勿論読者側からの一方的なものですけど。同じような考えや好みを持っている人が居るんだって思える事って、私は幸せな事だなあって思っちゃう。まあ中には自分の考え方は唯一無二でそんな自分は特別な人間だって思う人も居るかもですが。
好きだって思うポイントが同じだったりとか、逆にこれは苦手だっていう地雷が同じだったりだとか、そういうのが、別に身近な人じゃなくても、作家さんが書（描）かれる作品とかでも感じられると、何かなあ、幸せだなあって思うんですよね。何か。

ま、多分、そういう感覚が身近な人とで共有出来たなら、それが友情だの恋だのに繋がるんだろうなあっていうのは流石に私でも解るんですが(笑)
取り敢えず私がここでの出会いで求めている相手は、そういう感情を共有できる人じゃなく、価値観が近い人かなあ…。一番は割れ鍋に綴じ蓋方式で、私の性癖に合う人ではあるんですけど、金銭感覚とか時間の使い方とか…。恋愛の相手じゃなく、いうなれば結婚相手を探しているような感じでセフレ探ししてるんですよね、結局…。