何だかシフトが詰まっておりましてもりもり働いております。ぼちぼち春闘の季節なので組合の仕事も増えてっておりますよー厄介事ばっか降り掛かってきてる気がするぜ！
お休みだった今日はひたすら読書モードです。私の部屋に座椅子が投入されましてね！いい感じでございます冬は暖かい部屋で読書に限るね！


私ちょっと前の日記で、振り回されるだけの人はファッションＭな気がすると書きましたけども。
一般的にＳかＭか、って人を二分する際の、Ｍさんのイメージって、やっぱ皆さんそう考えるの？相手に振り回されてー。その振り回される事に快感を見出してー。みたいな。
私個人の考えでは、それってホントただの「形だけ」なんですよ。何だろねー、『肉体的な考えでのＳとＭ』と『精神的な考えでのＳとＭ』っていうのはちょっと違ってて、どうしても『Ｍの人』っていうといぢめられる事に快感を覚える人ーみたいなイメージをつけてしまうのって、まあ風俗店でのプレイみたいなのを想像してしまうからですよね。所謂肉体的なＭというか。
まあこれが所謂『一般的なＭさん』なのかもしれないですが、そんな『Ｍの人』しか想像出来ない、となるとこちらとしては、それこそイメージ先行の形だけの事しか考えられんのかい！と。そりゃ勿論そういう部分も『Ｍの人』を示すんだろうけど、それはほんの表面的な部分で、ほんの一部だけを取り上げてそれが全体像だ、とするのはちょっと早計だと思うのです。

そもそも『風俗』って、手っ取り早く肉体的な欲望を叶えるところですよね。恐らく本来なら、好きになって、思いを通わせて、お互いの思いが一致したところで体を繋げてーっていう、『恋人同士』が踏むだろう手順を手っ取り早くお金というもので処理して、肉体的な接触だけをするところ、っていうか。まあそれが好きな人・嫌いな人はそれぞれでしょうが。
面倒臭い手順をすっとばしてくれる上、より内容を特化したところでは、自分の性的嗜好に合ったプレイをしてくれる。肉体的Ｍの人にとっては便利でしょうね。ＳやＭに関わらず、実生活だとなかなかそういう性的嗜好が合う人と出会うのも難しかったりしますし。『Ｍの人』というのを想像する際にどうしてもそういう肉体的な部分での…というのをまず第一に置いてしまうのは、そういう風俗イメージが強いからだと思うのですよ、うん。

ただ。ただですよ。前述した通り、風俗ではお金の力で、思いを通わせたり、性的嗜好を擦り合わせたりの面倒臭い手順を省いてる訳ですよ。そんなお膳立てされた快感を享受する事しかしない人だけをとって『Ｍの人』とするのは、いやー違う、ちょっと違うと言いたい訳でして。
『Ｍの人』＝『振り回される人』『行動力がない人』みたいにイメージ付いちゃうのはやっぱそれのせいだと思いますが、そうじゃないだろ、と。Ｍの人でも自分の嗜好を満足させる為に行動力がある人は居るし、Ｓの人を満足させる為のプランニングが出来る人も居る。「何にもしない女王様の為に動き回りますよ！」なんて人も居る訳で。
なので、周りの人が「こいつＭだから振り回してやってー」っていうのもちょっと違うし、「僕Ｍだから」なんて言って自ら考えて動けないのなんて、それこそ風俗的Ｍに自分を当て嵌めてるだけのファッションＭとしか思えない。
まあ勿論その振り回される、というのが自分のスタイルだ、とするＭの人も居るでしょうから結局は自己申告の部分になっていきますが。でも、『Ｍだから自分は何もしない～振り回されるだけ～』みたいに決めつけた感じで自分はＭです、っていう人や、そういう一部分だけのイメージでＭの人はこういう感じなんだから～っていう人は何かイヤです

何でしょうね、やっぱ男と女だと女の方が本質的にＭだって言われたりするじゃないですか。でも女の子が好きな人の為にあれやこれや策を練ったり計画立てたり頑張ったりとか。そんな甲斐甲斐しい事をする様を『Ｍさんの尽くす様』っていう風には見れるのに、何でＭの男性がそういう事をする～みたいなのが想像されにくいのか。計画練ったりする男性はＳだとしか見れないのか？そんな馬鹿な。風俗をお膳立て、と先述しましたが、自分でお膳立てられるＭさんだって居るでしょうよー。いまいちそこが不思議なのである


★本屋に勤めてるが（以下略）お奨めするコミックの紹介第3弾。
『この恋は実らない』武富智　全３巻
タイトルを恋で攻めてみよう。前２つが少女コミックスだったので今回は青年コミックスにて。数年前ヤンジャンで連載してた漫画なのでご存知の方も居るのでは。
モテモテのヤリチン主人公(笑)は来る日も来る日も女の子と好き放題ヤってばっか。落とせない女は居ない！というくらいの彼。だけどそんな彼にも、声さえ掛けられないくらいに気になる女性が居る…。恋したら体はその人だけ？それとも恋とセックスは別？なんて言うか、出会い系利用するような人が一度は考えそうな題材ですな！(笑)
最近は割と少年誌でもラブコメを扱う漫画が復活してきましたが、まあ青年誌で恋愛ものは難しいですよね。エロ描いときゃいいーっていう訳でもないし。いやこの漫画も1巻の初っ端からがっつりエロなんですが(笑)
色んな女の子とがっつりエロい事しつつも、気になる彼女への想いを募らせていく主人公。そんな主人公の想いを知っている友人は、何で好きな人が居るのに他の女の子と出来るのか？と訊くのです。まあ心と体は別なのかどうなのか。人それぞれとしか言えないですよね。勿論みんな、『一緒が至高なんだろうな』とは分かってるんですけどね
ただ、別だと考えた時。自分は別だと考えていても、相手にとってはそうじゃなかったら？恋の一方通行は辛い。双方向になったらまた難しい。一つの恋を二人で温めていくのは大変。本当にこの恋は実るのか、というのを3巻というコンパクトな巻数ですが丁寧に、綺麗ごと無しに綺麗に描かれてるな、という印象です。男性向けの恋愛ものも女から見るとまた少女漫画と違ってて面白かったりするんだけど、男性の目から見るとどうなのかなー。