もともとパジャマよりもネグリジェが好きだった。フリルが付いていたり。ちょっと透け感があり綿素材のものが好きで
乙女心キュンキュンで身に纏っていたものだ。

いつからだろう。
ネグリジェ着なくなったのは。


見た目より着心地重視。
乙女心よりフトコロ具合。

とにかくネグリジェの可愛らしいやつは
お高い。

なのに
あまり
機能性はナイ。


乙女チックに
酔いしれる自己満足の世界。


それでも出産の時はネグリジェ。
前がはだけて母乳がだせれるから。


その時のネグリジェ、綿素材てまピンク。透けない。

37歳の春、私は交通事故で入院。


怪我は大した事なかったゲド顔面を強打した。
顔で車と体当たりしてうち勝ったオンナと女友達から言われ
事故当日、私の顔を見て
「女の子の顔がこんなになって見れない」

泣きながら母は私に手鏡を渡した。
私は母に殺意を覚えた。

四谷怪談かとおもわれるかと思いきや、私は 愛と死をみつめて のほうだったらしく、病院で同情されモテまくった。

というより、それほど酷かったのか。
そんなワケて病室をでてもわりと人気者だった。てすりをつかまりながら、トイレに
移動時も声をかけられれた。
人気があっだのはワタシではなくピンクのパジャマだったのか？
もしかしたら？



寝るときはノーブラ！
これ、絶対。だから
ネグリジェでも巨乳なのに目立たないと思ってた。
だって乳首ちいさいんだもん。

私を気に入ってくれている男性患者が
ある時、みみもとでささやいた。




「パジャマにしたほうがいいよ」



え？




「目のやり場にこまる」




え？




男性に迷惑かけてたんだと反省して
現在にいたります。

もう、ネグリジェ着ないだろうな。

いつか、私のネグリジェ姿みたいという相手がいたら
また
可愛いの
着てみたいな。


ウェディングドレスは着れないけどネグリジェなら着れる。
ヘンな自信と安心感。



今年も女磨きがんばります！