ｸﾘｽﾏｽﾊﾟｰﾃｨｰなんて
このﾄｼになるまで
家族でするものだった｡



前に働いていたお店のｸﾘｽﾏｽﾊﾟｰﾃｨｰに誘われた｡





女性は
わたしとﾏﾏ｡






会費は三千円｡






六時開始｡








ちらほら､雪も舞い落ちて
ﾎﾜｲﾄｸﾘｽﾏｽだ｡















だが､




幹事の牧さん以外は


こない｡





待つこと一時間｡








なんとか５人集まった｡





２人無断欠席｡



大人なんだから､連絡しようよ｡







わたしと､牧ちゃんは
お酒が飲めない｡

だから､
なせか､ﾌｧﾐﾏの緑茶｡



『今夜は楽しもうね』

ﾏﾏが言った｡







ﾏﾏは普段着ですっぴん｡






ほっかほっか亭のｵｰﾄﾞﾌﾞﾙ五人前｡






焼酎と

瓶ﾋﾞｰﾙﾆﾎﾝ｡









結局私はﾎｽﾃｽで





ﾏﾏの配慮は全く感じられなかった｡




常連の､お客さんは
飲み食いを､しながら､おしゃべり｡




おしゃべりするたんびに､わたしの手に


食べ物まじりの唾がとぶ｡





早く


帰りたかった｡






飲めない私がいるのに
お茶しか用意してないなんてありえないよ｡


せめて
幼児向けのｼｬﾝﾒﾘｰがほしかった｡



ｹｰｷにはｼｬﾝﾒﾘｰと
昔から決まってるのは我が家だけ？






『今日は､定休日だから｡』



ﾏﾏはしきりに言った｡





おしぼりもないので


みんな､ﾃｨｯｼｭを使う｡





ﾏﾏは雇われﾏﾏだ｡




だからﾃｨｯｼｭは自費だから
と言う｡





とにかくｹﾁくさい｡





９時､
おひらき｡








『さて､こっから､二次会｡本店に流れようか｡三千円会費で』







本店は
わたしが働いていたお店だ｡






冗談じゃない！











お先に～






と




先に帰ってきたけど









つまらなかったというのが感想｡






ﾊﾟｰﾃｨｰというなら


ｹﾁｹﾁしたら駄目だ｡

会費制ならなおさらだ｡





予算もあるだろうけど
これじゃあ

もと､とってないよね？


いつもきてくれるお客様に感謝をこめて招待というなら



『損して得とれ』なのに




人それぞれの考えだから｡
仕方がないけどね｡




ﾏﾏの気持ちは
よｰくわかる｡





でも




口にしていいことと
悪いことがある｡





お客様でも他人｡





経費がどうのとか
自分の顔つくりのための二次会なんてﾀﾌﾞｰ｡

やっぱり楽しんで
そのﾉﾘで行かなきゃ｡




人は伝わるんだよ｡





わたしはまるで、ホステスのｸﾘｽﾏｽ会で
30分の道のりを参加して

お茶とｹｰｷで三千円はありえないよ｡












ﾏﾏに言えないので


ｸﾞﾁ日記｡





ごめんよ～｡









気の合う仲間とｸﾘｽﾏｽはたのしまなくっちゃね｡






ちなみに

私はﾁｮｺﾚｰﾄが苦手で､

ﾁｮｺﾚｰﾄのｹｰｷなんて無理｡





ｽﾎﾟﾝｼﾞもﾁｮｺで

最悪のﾊﾟﾀｰﾝ｡



大人だから言えないし｡






だから､



すっかりﾀﾊﾞｺくさくなったｶﾗﾀﾞを
おふろにはいり


こたつにﾐｶﾝで口直し｡



三個も食べちゃった｡




実は
この日のために



かわいい服も揃えたのに｡(ﾊﾞｰｹﾞﾝだけどさあ)