まさか､このﾀｲﾄﾙで日記になるなんて


お嫁に行くとき､
いかにもって感じの鶴の刺繍の花嫁布団は
布団の中が冷たい印象だったので
羽毛にした｡


長い間､私を暖めてくれたっけ｡






二年半前


心機一転､引越しとともに


ﾆﾄﾘの布団ﾃﾞﾋﾞｭｰした｡


羽毛だって五千円以内で買える｡

娘と息子の分まで揃えたら､やっぱりなんだかんだで諭吉が消える｡

子供たちには､羊毛布団ｾｯﾄ｡

私は､ﾏｲｸﾛﾌｧｲﾊﾞｰという羽毛っぽい感触の優しい手触りをﾁｮｲｽした｡






一年…







二年…







二年半の時が流れ､三度目の冬がきた｡






だが､






春がくる前に



真冬の夜をﾏｲｸﾛﾌｧｲﾊﾞｰは
暖めてはくれなかった｡






寒い｡とにかく寒い


電気毛布だけがたよりな夜｡



ひとりだから？






ﾏｲｸﾛﾌｧｲﾊﾞｰの布団を引っ張っても
ｶﾊﾞｰだけがあがってくる感じで､はずれてるのかと確認する｡

しっかりﾋﾓは結ばれてる｡






ひさしぶりの休みに布団を干した｡











そしてﾜﾀｼはみてしまった｡











布団の中のﾏｲｸﾛﾌｧｲﾊﾞｰらしきかたまりが､大きなﾎﾞﾀﾝ雪のように私の目の前でﾎﾟﾄﾝﾎﾟﾄﾝとｹﾞｰﾑのように
落ちていく｡




時間のたった綿あめみたいに｡ちいさな塊となって､散らばっていく｡

ﾏｲｸﾛﾌｧｲﾊﾞｰの分裂の様子を縦にした黒板を折り曲げて実験なう！




みたいな｡(￣▽￣;)




せんべい布団よりも薄いﾏｲｸﾛﾌｧｲﾊﾞｰが力つきた

海苔煎餅の海苔だけ


おにぎりの海苔…ううん､ｺﾝﾋﾞﾆのｵﾆｷﾞﾘのｾﾛﾌｧﾝを



かぶって､寝ていた気分｡


敷き電気毛布を付けたり消したりして






ﾆﾄﾘに行き､売り場で聞いてみた｡





寿命ですか？





『たたいて整えながらのご使用をおすすめしますとのことです』


売り場のものに確認してきたｽﾀｯﾌが棒読み口調で説明した｡

『ﾀﾞﾏになってしまったら？もう処分ですか？二年半で？』



ｽﾀｯﾌは
『根気よく叩いてほぐしてくださることをおすすめします｡』



叩けません！
すでに沈殿してますから｡



2990円ですから｡

ｽﾀｯﾌｰの悪魔の声が聞こえたような気がした｡







こうして､自然と環境に合わせて､自分のｶﾗﾀﾞが肉布団を強化していく…






やだよｰ(>□<;)