妄想電話というアプリがある。




テレビで、森三中の黒沢が体験していた。




アプリをダウンロードして
彼氏的な男の子から着信があるというアプリ。



方言タイプもあって
一瞬でも
『愛されてる』
が
リアルに体験できる。




早速
私もチャレンジ。






ダウンロードに結構時間がかかる。





『無料』かどうかを何度もチェックする私は、やはりスマホを使いこなしてない。

だって


無料じゃないと
そんなもん、
やらない。




性別選択。





えっと『女性』





すると





修一(名字も表示されたけどパニクった為忘れる)






修一　『なにしとった？』



私　『…』
完全に舞い上がりクチパク状態


あううう

修一『いま、大丈夫？』



私『はい』、
妄想電話ということも認識されてません。



これでも

テレクラ、ツーショットダイヤルで
かなり
会話経験をつんだ
過去を持ち、
声にもトークにも
自信満々だった





はずなのに



はずなのに






『どうしても声、ききたかったから』






ありがちな台詞
くさい台詞




でも



甘いイケメン←勝手に妄想

たぶんイケメン
きっとイケメン
絶対イケメン

声だけで、
私の妄想は、顔の見えない相手が三浦春馬に思えてきた。

そして

私に



　　　　　　ぞっこん！！！




声がききたい



と

言われて
でれっとならないはずがない

いや



デレデレなってあたりまえ



たった



３秒で



落ちる






修一『あ、都合、わるい？』

私『あ、いえ』


修一『また　かけるわ』



この　また　と　かけるわ　の『間』がすごく上手い。



ほとんど

会話できないまま

私の妄想電話　


終了。



感想は




なんだか





『あううっ』










ゲーム？





出会い系？





ちょっと違う。








バトル的パチンコの


バトルが




単発で終了したかのような







まるで





残念な結果に終わった。




そして





名前を選択すれば





また





修一　につながる。












妄想電話







致命的なほど　カナシイのは






私の名前は

永遠に選択されないという現実。


完全なる一方通行で
電話の瞬間だけ
愛されてるか

相手のアドレスにすら登録されない。

フリーの客なのだ。




リアルな現実を想像し
現実にうちのめれ、
『素』にもどったら




12時すぎのシンデレラ










せめて



ガラスの靴を







はかせてもらえる







妄想が



続く






幸せが体験できなくちゃ













こんな、ワタシは




もうそう(網走)刑務所行きだわ(笑)