出会いは
もう15年前になる。



パートにしては結構時給のいい事務職に
採用され
お局樣の『いびり』に
耐えられなくて退職。


トップの上司に気に入られてたのも、イジメの原因だった。

経済的に苦しくて、週３日クラブでバイトを始めた日、その上司と再会。
お気に入りの女の子はいたが、
恋愛に奥手で数年前にガンで奥様を亡くし、ずっと一途に奥様を愛しお葬式で棺の奥様にキスをして見送った話は何度も聞かされた。




私にとっては大事なお客様のひとり。




誕生日のメールはかかしたことがない。





ヤモメ暮らしがながいと寂しいのだろう。




地位と経済力と人脈
娘さんたちも嫁ぎ、順風満帆。



ただ、連れ添う相手がいない。




私に時折電話してくる。



私もちゃんと相手をするが、あくまでもお客様としてで恋愛感情は全くない。



歳の差一回り以上




彼にとっては、私と話すと落ち着くらしい。
酔って深夜に



早朝の朝




昼間に




奥手なのと忙しさと立場上、強引には誘わない。







何度もプロポーズされ、何度も丁重にお断りをしてきた。






こんな感じなら

やっぱり恋に発展してもおかしくない








はずなんだけど















　　　　　　　ときめかない







ドキドキしないのだ。






プロポーズって
やっぱり



忘れられない台詞で


ドキドキのクライマックスをあじわうものだと思う








デートもしたことのない男女が






たった３分くらいの電話中に





『嫁さんにならないか』

とか


言われても




糸電話のように右から左に受け流してしまうしかないのだ。







奥様に執着して

完璧なほどの女性で、いまもなお愛されて
女性に全く免疫がない


そんな男性とはつきあえない！




義理で食事もNG。




下手に関わったら大変だ。





だから何度



言われても





やっぱり丁重にお断り。






でも、『気持ち』がほしい。





プロポーズするわりには
誕生日にメールもない
(誕生日すら興味ないご様子)


電話はくるけど
３分以内





そんな彼が





『ききたいことがあるから』




と電話してきた。





手がすいて
移動中に電話




『おつきあいしてる男性がいるのか』



もう


ききあきた、この台詞





『ぐっとくる一言』がないんだよね




だんだんめんどくさくなってきた




事情で
娘の子供をひきとったことを話し
とても
そんな余裕がないことを告げた。




私には、その気はないのだから







そしたら










『忘れてください！』





いきなりかよ！←恋桜　心の声




『僕が悪かった。そんなに大変とは』






いろんな意味にとれる一言(笑)






相手をおとすには一発でしとめろ！





とりひきにも
仕事にも

恋も




一発で




ハートを撃ち抜かなきゃ






全部をうけとめる包容力がなきゃ

としとってからの再婚なんて難しい。