駐車場で
スズメの卵らしき小さな卵をみつけた。
指の先程の小さな卵は
小さな足が割れた殻からみえていた。

時々、ビクッと動く小さな足は３ミリくらいだ。

近くを探したけど巣らしいのもない。

カラスかなにかが落としていった？

自然に逆らうことは
かえって罪なことかもしれないが
私は職場に持ち帰った。

となりのお店の店主は
以前トリマーを、していたことがあるので、
相談すると

自力で殻をわれないのかなあといいながら細心の注意をはらいながら
殻をむいた。

頭の部分に残った殻は
まるでカリメロ


必死で
殻を破り、
ボールペンの先程の小さなヒナが誕生した。

まだ未熟児だ。
産まれる時期ではなく親鳥が温める時期。
それでもヒナは生きている。弱々しく動いて

よく見ると
右の羽がない
これから作られる前だったのか



どうすることもできなくて
カイロをキッチンペーパーにくるみ温めた。
一時間くらいすると
ヒナは
弱々しくピーピー鳴いた。

生きようとしているヒナがかわいそうなのと
なにもできない自分がもどかしくて

餌はなにを食べるの？
ネットで検索すると

ミミズをストローで
ヒナが口をあけたとき
タイミングを、みていれると書いてあった。










なにもできないまま、
職場に放置。




気になるので
２時間後
また
見にいった、



ヒナは
まだ


弱々しく鳴いていた。




卵は拾うべきではなかったのか


自分の行動に責任もてないのならば
優しさは残酷なのか？


自分を責める。







おとなりは
食べ物屋さん。
このとき、お客さんがきて
「焼き鳥」を注文



鶏肉を焼きながら
小さいヒナを思い
複雑な心境だったらしい…

日付が変わり…



残してきたヒナが気になる。

命

私はどうすればよかったのか…