私の弟から
話があると
あるライブハウスの地下によばれた。


逃走中のハンターみたいな
強面の黒服のお兄さんが数名





数分後












わけもなく、






いきなり、






腹部を鋭利な刃物でグサッと刺され


真っ赤に流れる血が
生々しかった。




これって夢だよね？



夢の中の私がつぶやく。


すごい余裕だ。


ドラマなら

弟の腕のなかで息絶える。←なんで弟？
これじゃあ、私に彼氏がいないといってるようなもんじゃん！



ドクドクと流れる血をおさえながら
店をでると←どんだけ不死身なんですか？




すぐ救急車か待機していた←気が利くねー。

ピーポーピーポーとかけつけるのではなく
タクシーのように
救急車が待っている←計画的ですか？




なんじゃ　　コレ






救急車に乗ると←乗せられるのではなく
自分でノレル元気な被害者




流れた血を密閉袋←冷凍したりするときに使うファスナー付きのアレ


にためて、



まるでトマトジュースみたいな真っ赤な
A4サイズの私の血だ。←リアルだねー




救命士みたいなおにーさんが



『もったいないのでコレ使いましょう』
←非常事態には何でも使う救命士



え？




自分の血を


返品される？



手術前に本人の血をためといて輸血するのは聞いたことあるけど




これは
衛生的にどうなの？





血の気がひいた。




輸血されるというのに血の気がひくのである。







え～っ


ありえないっちゅうのっ！






味わったことのない恐怖が迫る！












ダメよダメダメ～




そんなふざけてる場合ですか！








きゃああああ


刺された時よりパニックになる！












目が覚めた！