亡くなった父の机を片付けていた時、見るからに古ぼけた手紙を見つけた。
父の父、私からしたら祖父が、小さい子供だった父に宛てた手紙だった。当時は戦時中。

父がたの祖父といえば、私が高校生の時に亡くなり。
とても穏やかで優しくてちょっと茶目っ気のある祖父でした。とても好きでした。

祖父は自衛隊で、どうやら戦地から自分の子供らに宛てた手紙でした。
「日本男児らしく生きなさい。
日本男児とはどういう男か。
お金を持ってるとか、着飾り威厳を放つことではない。」
いかにも優しくて立派だったおじいちゃんの言う事だな、いい事言ってる♪̊̈♪̆̈そう思って、うんうんうなづきながら手紙を読んでいた。
さて、最後に、どんな日本男児像を提案してくれるのかワクワクしながら読んだけど、次の文章に固まってしまいました。
「日本男児とは、御国のためになること。これこそ、まさに日本男児だ。」
え？？まさか、あの優しいおじいちゃんがそんな事…
いやいや、御国のためにっても色々あるしな。
でも、当時は戦時中、しかもおじいちゃんは自衛隊だったから、当たり前のように次の世代に与える教えだったのでしょう。
その後の文章は何が書いてあったか、覚えてないくらい私には衝撃的でショックな手紙でした。
でも戦時中はこんな手紙が、教えが当たり前だったのかと思うとやり切れなく、戦争の悲惨さ、哀れさを痛いほど感じました。

戦争の尊い犠牲者のうえに今の平和な生活があること、改めて感謝して今日の日に手を合わせました。これから先もずっと。

そして、この祖父からの手紙、貴重な物だと思い、大切にして生きたいと思います。
が
片付けで無くしてしまったらしい
おじいちゃん、ごめんなさい(´；ェ；｀)