暗黒日記(番外編その3)
この機械は万能ではない
電波を受けてくれない台が殆どである
それを自分で見つけなければいけない
先輩の見つけた台、店には入ってはいけない
僕はとにかくパチ屋に入りまくった
路線図片手に各駅をくまなく回った
店の中には電波ゴト防止のために電波を飛ばすとサイレンが鳴る店もある
御殿場まで車で遠征した事もある
苦労の甲斐があって5店舗ほど電波が安定して飛ぶ場所を見つけた
ここまでにかなり先行投資はしている
さぁ回収するぞ!
週1ペースで5店舗回って週5日稼働して荒稼ぎした
月間で僕の手元に残るお金は100万円を越えた
ただやはり不正な作業
いくら自分は出していないとはいえ、店内の雰囲気に気を配り、店員の動きを気にしながらの作業
かなり精神的消耗は激しい
そして3ヵ月も通うと常連客が僕の顔を覚えてくる
『いつもアンタの隣の台出ててやんなるねぇ』
なんてオバチャンやオジサンが声をかけてくる
こうなってくると危険徴候である
こんなゴトごときで捕まりたくはない…