ホスト日記(僕の惚れたお客さんその1)
僕も男
例えお客さんとはいえ、好みのタイプが来れば仕事抜きで口説く事はある
彼女は団体さんでお店に来た
5~6人だったろうか
ママと呼ばれる人が中心になって来たようである
どこかのクラブのお店の人達かなぁ位に思っていた
その中に僕のかなり好みのタイプがいた
だが僕が座ったのは彼女の真正面
テーブルはわりかし大きいので隣に座ったほうが口説きやすい
しかしこちらは選ばれる立場
合コンではないので席交代なんて場面はない
半ば彼女の事は諦めていたが彼女が突然
『貴方の名前は何ていうの?』
と聞いてきた
『アキラです』
と満面の笑みで答える僕
『覚えておくね』
と彼女に言われたっきりそれ以上、彼女と会話する事は無かった
そしてお会計
玄関まで見送る際に彼女に声をかけようとしたが彼女はあっさりと帰っていった
久しぶりのタイプの女性だったので残念な気持ちが残った
次の日
お店に電話が入り僕宛てだというので出てみるとなんと昨日の彼女からだった
『今からアキラ君に会いに行きたいんだけど、いい席空いてます?』
僕は小躍りするのを抑えきれなかった
左手には受話器、右手でガッツポーズ
『もちろんいい席を予約してお待ちしております』
と言って電話を切った
1時間ほどしただろうか、彼女はお店にやってきた
やはり可愛い
昨日の印象通り顔立ちは完全に僕のタイプ
胸のトキメキを隠しきれなくなって満面の笑顔だったと思う…