ストーカーになった彼女(その1)
ここに書く彼女とは前回の日記で書いた二股をかけた挙げ句捨ててしまった彼女の話し
二股なんてトンでもねぇなんて常識人は戻るボタン押して
僕はB店からC店に異動した
(前日記参照)
C店での業務にも慣れてきた頃、僕に名指しでお客さんが来たとバイトに言われた
店に顔を出すと、なんと彼女が来ていたのである
C店に異動した事をA店で聞きわざわざ来たらしい
嫌みでも言われるのかと思っていたが
『元気してたぁ?』
と拍子抜けな事を言われた
外に出て話そうとすると
『また来るからいいよ♪』
とだけ言って帰ってしまった
それから1週間もした頃だろうか、また彼女がやって来た
僕は
『休憩取るから飯でも行こうよ』
と言ったが二言三言、言葉を交わしただけでまた帰ってしまった
それからまた1週間もした頃だろうか、仕事も終わり帰ろうとしていた道で突然、彼女は現れた
『ビックリしたぁ!』
彼女はケタケタと屈託なく笑っていた
『何してんの?』
『帰ってくるの待ってた!』
『だって何時になるか分かんなかったでしょ?』
『何となく待ってた』
『そうか…じゃあ一緒に帰ろうか』
彼女の家と僕の当時住んでいた社員寮は方向が一緒だったので一緒に帰る事にした
『美江さんと別れたんだってね?』
(前日記参照)
『何で知ってるん?』
『内緒ぉ』
と他愛のない会話をしながら僕らは帰って行った
ホントは何で店に来るんだろうと聞きたかったが聞いてはいけないような気がして敢えて聞かなかった
その頃、僕には好きなバイトの子がいた
まだ告白はしていなかった
それからほどなく僕は美樹という子と付き合うようになる
そしてまたもや彼女が店にやって来た…