キャバクラ経営日記(その1)
僕はゴト師(過去日記参照)をやった後にキャバクラを経営していた事がある
期間は1年位だろうか
場所は渋谷区内
最初に僕に店をやらないかと持ちかけてきたのは半グレの男だった
(半グレとは893ではないが893のような仕事する半端者の事)
元々、僕がレストランバーを経営していたのを知っていたので声を掛けてきた
その男に店の内装を見せに行かせてもらうと、とても僕が理想とするレストランバーにするには程遠いものだった
店内にバーカウンターはあるがスナック風の造作
カラオケもありステージまで付いている
僕は最初は断るつもりでいた
ところがその店の内装をそんなに変えないで出来る業種を思い付いた
それがキャバクラである
僕はその店をやる事を決め、賃貸借契約を結ぶ事にした
だがそのテナントの貸し主は…
893だった
あまりいい気持ちはしなかったがケツ持ち付きの家賃は思ったほど高くなく良心的だったので契約を結ぶ事にした
契約を結ぶに当たって893の親分さんの家に行く事になった
事務所には行った事はあるが家は初めて
かなり緊張したのを覚えている
家の中に通される時には若い衆がお出迎え
中に入っても若い衆だらけ
もう緊張しまくり
通された和室で待っていると親分とおぼしき人が現れた
シルクのスーツをビシッと着ていた
893というと和装なのかというイメージと思っていたがスーツ派だったようである
しゃべり方は温和だった
だが経験上、この温和なしゃべり方が逆に恐い
袖口から覗く入れ墨も僕の恐怖感を煽
った
何を喋ったか何を喋りかけられたかよく覚えていないが無事に契約は終わった