ここは産科。
赤ちゃんを産む人。
生理が遅れてる人。
不正出血がある人。
身体の不調がある、人。子宮とか胸とかその他。
不妊治療中の方。
中絶希望の人。
流産しかけてる方。
いろんな人がいる。

マタニティー的な方へのチラシや書物が沢山ある。

自分が妊婦の時は不安もありながら、
希望もありながらいろんなチラシを明るい眼差しで見ていた。
雑誌だってマタニティーマークだって可愛くて嬉しくてなんか特別な気分だった。

その時はみんな同じ「子供を産む予定」の方達だと思い込んでいた。

今日問診票を記入しながら受付の人は事情を、知らないから、中絶手術に○をつける、際に、
えっ。ってゆぅ心の声が聴こえた。

問診票には、沢山の悲しい内容を書かなくてはいけない箇所があった。

病歴や服用中の薬。大事なことだけど、分娩法記録を書く欄に、
二人息子達の時の事を書く。

あぁ。三人目は書けないんだ。

中絶手術に○を係れた時に心に硬いトゲを刺されたような気持ちになった。

マタニティー雑誌もみたくなかった。
こんなチラシ貼るなよと思った。

産む側から産まない、産めない側になって、
明るい気持ちで来ている、人と悲しい気持ちで来てる人がいるとゆう考えれば当たり前の事を今になって知った。

私が息子達を産んだ産院は、不妊治療の方は全く別の部屋で違うと空間？みたいな感じだったから、わからなかった。

でもここは大学病院。

産みたくても理由により産めない人。
病気が見つかってしまった人。
不安や今だって泣きたい人がいるかもしれないこの場所。
妊婦と言えども違う目線で知ることができた。
沢山お金をかけて不妊治療してもなかなか出来ない方、体外受精に卵管ぞうえいや、いろんな検査を期待と不安で待つ女性達の気持ちを考えると、
本当に涙が出てくる。

この新しい命を自らの手で手離せなくてはならない。
手を繋いでくれようとしてる手を親から振りほどかなくてはならない。
罪が重すぎて私は刑務所に服役して罰則をえたい。
そんな法律あるわけない。

昨日、生後２ヶ月の赤ちゃんの手を握った時のあの感覚が忘れられない。

小さくつ暖かくて小さな体で必死に生きようとしている。
泣くことで必死に訴えている。
生きてるよママと。

私のお腹にいる、赤ちゃんは今なんていってるなかな。
ママやめてと、いってるのかな。
ごめんね。ごめんね。
謝っても謝っても謝りきれない。
あなたをこの世に素晴らしい世界によんであげれなくてごめんなさい。
あなたの沢山の幸せを、人生を私のバカさで奪ってしまうことを憎んでください。

どうか、あなたが痛い想いをしないで、
優しい暖かい明るい天国にいってくれることを祈ります。
祈ることしか出来ません。
私はこの罪をどう背負って生きていけばいいのだろうか。

これから何時間か待ってあなたをエコーで見るのが辛い。きっと、頑張って動いてるよね。
ここにいるよと小さな体で私を呼んでるよね。

ごめんね。
日に日に母性が強くなる自分を抑えている。
ぢゃないとダメだ。
頭の中がお腹の子を想って想って心がおかしくなりそうだ。

私が犯した罪を罰をしっかり受け止めなくてはいけない。