数日前、私は死んでいました。


そこで自然に救われました。


マンションの庭に梅が少しずつ芽生えていました。


パンジーもとっても綺麗でした。



「何かが芽生える。」



それは私の心の中にも何かを芽生えさせてくれました。



生きる希望を無くし、

脱け殻な中身のない人間。

それでも生きていかなくてはいけない。




土がなく、蒔く種もない。


そこに土を耕し、種をまき、

いつかは芽生える。


水をまき、肥料をまく。

芽が出て葉となり花が咲く。



雨にも負けずではないが、


雨にも風にも、

夏の暑さにも冬の寒さにも

対応できる自然。


いつかは枯れる。

しかしまたいつか芽生える。


その芽生えた花を見て、

空っぽな心に小さな暖かい何かが芽吹いた。



次男と手を繋ぎ、土手を歩いた。


流れる川。
鴨？がいた。

木々の匂い。

風に揺れる葉の音。

草花の香り。



いろんな自然が私の心をほんの少し溶かしてくれた。



私は生きていかなくてはならなぃんだと。



寒い朝の土手を歩きながら、
無邪気な顔で遊ぶ次男。



私は自分の意思なかわからないまま、
冷たい涙が頬を伝っていた。


辛かった。


孤独を感じた。


遠かった。



頬を伝う涙をぬぐって次男と思いっきり遊んだ。



少し笑顔になった。



またマンションの庭に戻り梅の蕾を見て、


私はこの子達を守る為に、


どんなことがあっても強くならないといけない。


前を向いて歩いていかなければならないんだと強く感じた。



花を見て沢山の想いが沸き上がりました。

自然はいろいろな事を感じさせてくれます。


ありがとう。