お母さんへ。
今日約1ヶ月遅れの誕生日ケーキを作った。
オーブンの調子が悪かった事と、
私の鬱の状態がよろしくなく、
うちに遊びにくる度にケーキを楽しみにしていた。
でも私は「ケーキを作る」
とゆうミッションがプレッシャーになり、
こんな簡単なことも出来ない自分に悲しくなり絶望し、
泣いて落ち込む。
だが、正直に、
今調子が悪いから、
今年はケーキ作れない。
ごめんね。
とお母さんにLINEした。
これでよかったんだ。
無理な時は無理なんだよ。
無理することないんだよ。
と思う自分と、
いや、やっぱり作ってあげたい自分と
格闘していた。
そんな時に彼が、
必要な食材(その他多数)を買ってきてくれた。
イチゴに生クリームに、
材料があるのに作らないのは勿体ない。
そして気持ちを奮い立たせてもらい、
今に至る。
きっと彼は私が作れる事をわかっている。
ただ、その起爆剤がないだけ。
彼に感謝を込めて、
ありがとうを言いたい。
そして、うちのお母さん。
昔から社交性がなく、
人付き合いも少なく、
料理はがさつで、
化粧っけも、
オシャレもせず、
太ったおばちゃん。
私が10代後半に、
バリバリ、エステにクラブに行って、
女磨き絶頂期の私は、
お母さんが恥ずかしかった。
なんですっぴん?
女捨てすぎでしょ。
ガサガサな手にマニキュアすら見たことない。
みっともないとすら思っていた。
でもね、今ならわかる。
お母さんは私が小さい頃から内職をし、
ずっとずっと働いている。
母方の親族で問題があり、
ずっとパート代を何10年も、
ほとんど仕送りをしているのだ。
私はお母さんに厳しくしつけられ、
なんでも出来る子になった。
そのかわりに甘えることが出来ない子になった。
ただ私はお母さんとは正反対で、
社交性があり、
人付き合いも多く、
仕事もいろんなことが出来る。
お母さんは社交的ではないから、
販売や、
ましては機械も弱くパソコンは全く世代だから、
事務職もむずかしぃ。
もくもくと手作業をする製造業か、
お掃除の仕事しか求人はない。
でもずっとずっとずっと働いている。
お母さんが女っけもなく、
手がガサガサで
ネイルもしないのは、
全て仕事のため。
家族のために、
仕送りのために、
私達三人の子供を養う為に、
ずっとずっと働いてきたから。
早く寝て、テレビもあまり見なく、
つまらない人生な人だと思っていた。
でも子供ができた私にはわかる。
明日も朝早く起きて、
お弁当を作って、
朝ごはんを作って、
仕事して、
家族のために、
寝ないと体がもたないのを。
あの人は、
家族の為に自分の人生を捧げてきた立派な人だ。
ケーキを焼いてる間、
生クリームを泡立てながら涙が溢れてきた。
私は親に、
沢山心配に迷惑をかけてきた。
私の同級生が自殺してしまい、
私は泣きに泣いた。
鬱の私は自分も死にたいと言った。
その時お母さんは言った。
「お前が死んだら
今のお前の悲しみより
もっともっとお母さんは
悲しむんだよ」
と。
「一生悲しむんだ。
だからお前は絶対に死んぢやいけなぃ」
あの時から2年経ち、
私は今どうにか生きている。
生かされている。
私は思った。
私はお母さんに甘え方を知らない。
でも、もしかしたら、
お母さんも親に甘え方を知らないのかもしれない。
もう亡くなっているが、
お母さんの両親、
私の祖父祖母、
曾祖父、曾祖母はきっぱり言ってダメ親だった。
それを、反面教師にして生きてきたお母さん。
だからきっと、
甘えたこともなければ、
自分で必死に生きてきたんだ。
私は自分の事ばかり考えていた。
なんで母親に甘えられないんだろう。
でも、これからは、甘える。
それに、お母さんが私に甘えてもらえるようにしたい。
遅くなりましたが、
happybirthday
私のたった一人の自慢のお母さん。
生まれてきてくれてありがとう。
そして私を産んでくれてありがとう。
ケーキいろんな角度で撮りました(笑)
撮りすぎー(笑)
コメント
2018/12/08 12:22
2. >>1 タッチャンさん
ありがとうございます(* ´ ▽ ` *)ノ
きっと照れ屋でありがとうも言えない母ですが、きっと喜んでくれると思います!
間違えてアダルトチェックが入ってしまい、
残念がってる人もいたかも( ゚д゚)ハッ!
返コメ
2018/12/08 12:10
1. 欲求と献身は違うようで似たるもの…
喜び、喜んでくれることがなによりですね(^^)
素敵な日記でした、
返コメ