四畳半の四角い部屋。
40代前半  埼玉県
2019/02/23 11:59
四畳半の四角い部屋。
今実家に帰省していて、
両親は朝早くから子供達をちょっと遠い公園に連れてってくれて、

午前中は一人でゆっくり出来た。


私の実家は、一軒家。

小学三年生の時に引っ越してきて、

両親が頑張って注文住宅にした二件目の家だ。

一軒目は細長い小さな家だった。

たまたまいい値で売れたから、

三人目(私は三兄弟の長女)の出産をきに
新たな家を買ったのだ。


今の私からしたら、

20代で小さな家だけど購入し、

30代でまた家を買えた両親が、

スゲーなぁと尊敬する。

父親が一昨年の60歳を迎え退職金でローンは払い終えた。


立派だ。


この家には、二十歳くらいまでいたから、

11年いたことになる。

始めは9才。

引っ越してきて毎晩怖い夢を見るから、

夜中遅くに帰ってくる父に、

おとうさん今日もちなみと一緒にねてください
と、
手紙をドアにはり、
酒臭いお父さんでも朝となりにいると、
嬉しくて頬擦りをしてた。
お父さんが大好きだった。

のに、
五年生くらいから、反抗期になり、
お父さんが嫌いになり、
中学、高校なんか大嫌いを通り越していた。

それでも、高卒で社会人になってからも、

土日休みなお父さんは、

私が土日仕事だと車でよく送ってくれた。


私が一人暮らしをして、6、7年たち、

うつ病等でブラック企業等ストレスでドロップアウトし、

自殺まがいなことをしてしまって、

実家に強制送還された時。


プレッシャーからどの会社に受かっても体が入社拒否で、
お腹に刃物をさして死のうとした時、

お母さんが止めてくれた。

大丈夫だから。

大丈夫だからと。

この部屋で死ぬ程泣いた。

申し訳なくて、働くなくて、思った通りの娘になれなくて。
うつ病なんかになっちゃって。


私が妊娠しデキ婚になり、

婚姻届けを出す前日に、

名字が変わるんだ。

もうこの家の人間ぢゃなくなるんだと、

悲しさと寂しさで泣いた夜。


このちょっと狭い四畳半のま四角な私の部屋。

注文住宅だったから、
収納は全部壁の中に埋め込んであるから
狭くは感じない。


今はピアノが一台置いてあるだけ。

哀しい事があるとよくピアノをひいていた。


私は幼稚園の頃からハーモニカもピアニカもクラスで一番上手で、

音楽系の才能があるかもと思ってもらい、

私が懇願してピアノを習わせてもらった。


ピアノの教室は大好きだった。

字も得意だったから習字も習った。

体にいいからとプールも習わせてくれた。

運動音痴な私はプールが嫌だったが、

そのおかげで今は泳ぐのが好きになった。


今四角いこの部屋にいたら、

昔の思い出が相馬とのように甦り、

ちょっとポロリ涙が出ました。


辛い時を思い出し涙。

親の有り難みの涙。


やっぱり一番落ち着く。

ちょっとうつっぽぃ今日だけどこれから美容院にいって、

プリンの、になってる髪を染めてきます(* ´ ▽ ` *)ノ


お父さんお母さん、ありがとう。

この四角い部屋の居心地をよくしてくれたのは、
あなた達のおかげです。
コメントする

コメント

40代半ば  東京都

2019/02/23 12:34

1. 感謝の気持ち持って、1人えろしてみたら(笑)

…━…━…━…

無料会員登録はコチラ

…━…━…━…