皆さんこんばんわ(*´ω`*)


少し元気なので、日記を書く事にしました( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )


この時期に思い出す昔の出来事です。


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ちなみさんは商業高校、情報処理科を卒業後、

某大手企業に入社した。



高校在学中は部活に明け暮れて、全く勉強をしな

く、当時の求人は成績の良い順に、

1、事務職
2、販売職
3、製造職

と分かれており、成績的に製造職に就くしか方法は

なかった。



後に転職を繰り返し、事務職、販売職、営業職等

様々な仕事に就くが、それはまた今度書くとしよ

う。



とにかく厳しぃ実家を早く出たぃ！

お金を稼ぎたぃ！


との想いが強く、やりたぃ仕事はなかった。




18歳で初めて正社員で入社し、コンタクトレンズの

製造、検査を主にする仕事に就いた。




その年の製造部は高卒の私1名のみの採用だった。



半年間の本社研修を終え、大卒院卒の同期と別れ不

安と緊張で当日を迎える。




初めてちなみさんの教育係になったその名も、

「 ボ〇シー」

身バレ防止のため、ボスと呼びます。



「 今日からお世話になります、ちなみです。

どうぞよろしくお願いします。」


的な軽い挨拶をした瞬間、ボスはギロッと睨みなが

ら一言。


「 お前、メモ取るんだったら二度と同じ事を聞くん

ぢゃねーぞ 」と。


(´°ω°)ﾁｰﾝ


コイツはやべぇぞ。

嫌な予感しかなぃ。



そこから半年間、ボスからのイジメが始まった。



後から聞いた話だと、必ず毎年高卒の新入社員から1

人ターゲットを決めて、イジメ倒すのだそうだ。



そこで、辞めてしまう人も多数いたと。



その年はちなみさん1人しかいなかったので、

即ターゲット決定。



ボスは仕事が出来る御局様だ。


だから、周りの人も何も口答え出来なぃ。



そしてボスのやり方は卑怯だった。



人が見ている時だけ優しいフリをして、

見ていなぃ時だけ凄まじぃ事をする。



「 トロトロしてんぢゃねーょ」

「お前目障りなんだょ」

「見てるとイライラするんだょ」

「なんでこんな奴雇ったんだょ」

「クズ、ドジ、死ね」



毎日人が見てなぃ所で、ちなみさんの耳元で言われ

る。


時にはボスに文句を言えなぃ上司の前で大声で

言う時もあった。


思い出すだけでも、100近くある。



脚をワザと引っ掛けて転ばすのは当たり前。


ちなみさんの脚は転んだ衝撃でアザだらけだった。




仕事でわからなぃ事があっても、教えて貰えなぃ。


仕方なく違ぅ人に聞くも、当たり前だが、殺されそ

うになる。



とにかく耐えた。我慢した。



最小限しか教えて貰えなぃからこそ、1字1句聞き逃

さないよう必死に仕事を覚えた。



社会に出るとゆぅ事はこうゆう事だってあるんだと

思った。


それでも仕事を辞めたぃとは思わなかった。



ボスに負けたくなかった。


ちなみさんは決して仕事が出来ないクズではなぃ。


負けてたまるもんか。


ボスの言い分を覆したかった。




それでも、段々胃が痛くなり、最寄り駅からバスで

会社に向かう途中、窓を見ながら涙が出る日が増え

てきた。



私が何をしたと言うんだ。


悔しかった。


ただただ、毎日悔しかった。



ちなみさんが辛そうにしてるのを、仲の良い同じ高

校卒の先輩はわかっていた。



でも、助けると自分がやられると思って助けなかっ

た。


「 ちなみちゃん、何もしてあげられなくて本当にご

めん。」と何度も言われた。



気持ちがわかるからこそ、ちなみさんはそれでいぃ

と思った。



毎日一緒にお昼を食べる違う部署のお弁当メンバー

の先輩もいたが、いつもバカ話で盛り上がってい

て、相談は出来なかった。



仲の良い大卒の同期にも相談出来なかった。


結局は自分で解決するしかなぃと思っていた。



ある時、バスから降りて会社の更衣室で着替えてい

る時に、お弁当仲間の先輩に泣いている所を見られ

れてしまった。



とても心配し、事情を少し話した。



それを、ちなみさんの部署の同期の男の先輩Hさんに

話してくれたようだ。


Hさんはボスと同期だ。


そして仕事中にこっそりHさんはちなみさんを呼び出

した。


「 ちなみ。大丈夫か？ボスにやられてたのか？

お前は頑張ってる。何も悪くなぃ。俺がなんとかし

てやる。」


そぉ言って頭を撫でてくれた。



Hさんは、工場長なる1番偉い、と言ってもHさんの

同期にボスの話をしてくれた。



だいぶ経ってから後でHさんから聞いた話。



その日の夕方、お偉いさん方の会議があったそう

だ。



同じ高校卒の先輩、いつも何もしてあげられなくて

ごめんと言っていたあの先輩。




彼女は、広い会議室に入り、大粒の涙を流しなが

ら、「 お願いです。。ちなみさんを助けてあげて下

さぃ。お願いします。。」


と、何度も何度も頭を下げて声を張り上げてくれた

そうだ。




これは只事ではないと思ったお偉いさん方は、

その場で議論をして下さり、

翌日、ボスの異動が決まった。




お偉いさんの中には、就職の面談の時の方もいらし

ていて、面談の後「 あなたみたぃな人を待っていま

した。うちの会社に来てくれてありがとう」と言っ

てくれた方や、


研修の時からずっとちなみさんを見て、

「いつもよく頑張ってるね。期待してるよ。」

と声を掛けてくれる優しぃ方もいた。




それから2ヶ月くらいした後、とある部屋でボスと久

しぶりに会った。



「 ちなみ、頑張ってるぢゃん。噂は聞いてるょ。」




ボスが去った後、静かに私はほくそ笑みました。