今日は少し涼しい。


暑くなる前に少し午前中に散歩をと思い、

歩き始めた。



ゴミ置き場に一人の老人。



ボロい自転車に汚い袋を提げて、中身はわからない

が色々な物をぶら下げている。



自転車の後ろには何やらダンボールを紐で縛って

積んでいる。



老人は何やら急いでゴミ置き場にある空き缶を慣れ

た手つきで拾い始める。



そして汚いゴミ袋にパンパンになるまで詰める。



これをお金に替えるのかなぁ。



この季節にしては長袖で、所々破れている。



髪は白髪に顔の汚れからして、お風呂は入っていな

く穴の空いたボロボロのシューズを履いている。




たぶんホームレスだろう。








散歩の途中から日照りが差し、

疲れたのもあり途中で飲み物休憩にマックに寄っ

た。




かなりの高級車と思われる車が1台入ってきた。




中から出てきた男は見るからに高級時計をして

デカい声で仕事の電話か何かをしながら

高飛車な感じて注文をする。




そして椅子につき、ハンバーガーを頬張っている。






ホームレスと金持ち。





私はお金が欲しい。


人並みよりちょっと贅沢な事をしたぃ。



好きな時に好きな高ぃビールを飲んで、

好きな食べ物を食べて、

人よりちょっとオシャレをして、

高い化粧品を使いたい。



頻繁にネイルサロンも美容院も

マツエクにだって行きたい。



スーパーのセール品やお買い得品なんて

気にしない生活がしてみたぃ。



エステに行って女磨きをして、

ジムだって行きたい。







でも、なんだ？



高級時計のおじさんとホームレス。




" いぃなぁ "



今日、今、そう思ったのはホームレスだった。




必死で生きているのは金持ちもホームレスも

一緒なのかもしれなぃ。




でも、なんだか自分の目の前で

" 今日1日を生きてる姿 " に心を打ち砕かれた。




汚なくったって臭くったくていぃぢゃねぇか。


人間、みてくれよりも大切なモノがある。



必死に生きている姿は私からしたら眩しかったんだ。







私は決して大金持ちになりたいわけぢゃなぃ。



豪邸に住みたいわけでもないし、

バーキン片手に自慢したいわけでもなぃ。




ただ普通に叶いそうで、でも叶わない贅沢。



叶わないからこそ叶えたいと頑張るもの。



ただ、人間は欲の塊だ。


贅沢が叶えばその贅沢にすぐに慣れ、

また違う贅沢を欲しがる。




いつも節制して我慢するからこそ、

たまにの贅沢を" 幸せ "と感じられる。



辛くて辛くて悲しい事があればある程、

" 嬉しぃ "

" 幸せ "

をより強く感じられる。




今私は少なからず贅沢をさせて貰っている。



その贅沢の裏にある" 我慢や苦労 "を

決して忘れてはいけない。




なんだかまとまりの悪い日記だけれど、

ホームレスの老人を見て

色々と考えさせられた。




いつもは懐かない近所の野良猫が、

今日やっとちょっと懐いてきたんだ。

もうすぐ秋だなぁ。