我が家に戻ってから

今日は初めての

大雨の中での立証当番だった。



昨夜旦那様が自宅の鍵を無くし

マンションに入れないとの

アクシデント。



お陰で０時台から眠れず朝を迎え

意識が朦朧としながら

子供達を送ってすぐに

指定の横断歩道へと向かった。



とりあえず横断歩道に立ち

旗を広げ子供達に声を掛ける。



周りのママさん達は無言。


でもそれぢゃ意味がないから(意外と真面目w)



" おはようございます "

" 行ってらっしゃい "

" 車に気をつけてね "

" 交差点からはみ出さないようにね "

" まっすぐ歩いてね "

" 信号変わるから止まってね "



等、ちなみおばさんは

元気よく言葉掛けをしながら

信号が変わる度に

沢山の子供達を見送った。




ビックリしたのは

今の子供達はまぁ挨拶をしなぃ。



知らない人と話してはいけない

世の中とは言え、

人間の基本。



挨拶が忘れ去られている

とゆう現状に少し寂しさを覚えた。



それでもママとまだ手を繋いで歩く子供。

旗を振る班長さん。

速さが追い付かない子供。



時間的には遅刻だけれど

スーツ姿のパパと手を繋ぎ

ゆっくり歩く子供。




色んな子供達が

一生懸命２０分強の道を歩き

学校に行く姿に

雨で濡れた冷たい身体は

なんだか温かみを感じた。






私のママ友さんに

発達障害を持った人がいる。



そしてそれは私にしか

打ち明けていないらしい。



我が家と同じく

３年生と1年生の子供がいて

心配だからと

毎日欠かす事なく子供と一緒に

学校まで着いて行っている。




とにかく子供が大好きで

マンションの中の子供の名前と顔は

ほぼマスターしているはずだ。




知り合って５年程経つが

初めは人様のプライバシーや

プライベートな事に首を突っ込みすぎて

正直嫌だった。




うちの子の発達障害や子育ての事。

私の病気や家庭事情の事。



アナタにそこまで言われる筋合いはない。



精神的に不安定で傷つき易い私は

彼女の言葉で心の中を

幾度も狂わされた。




それからは少し距離を置きながらも

近すぎず、丁度良い関係を

作るようにしていた。





マンションの中でも、やはり


" あの人はちょっと変わっている "

" 過保護過ぎる " だとか

" 他人の子供と関わりすぎる "



等ちょっと距離を置いているママも多い。



実際に家族間でのトラブルも起きている。



彼女は注意欠陥もある事が見受けられる。



病気がある事により働かずとも

子供を学童にも保育園にも入れられる。




保育園の待機児童の多い川口市。




育休中でいざ働きたくとも

認可保育園の空きがない。


高額な無認可保育園を

選ぶしかないママ達は、

働いていないのに

あの人元気そうなのに……

ズルくない？と

彼女を見て悪く言う人もいた。





今日横断歩道で彼女に会った。



元気に大きな声で

マンション外の知らない

色んな子供達にも


" しっかりまっすぐ歩いて "

" ちゃんと前見て "

" ○○今日は元気ないよ大丈夫？ "


等と沢山子供の名前を呼びながら

声掛けをしていた。




私は大雨の中ママチャリで

たまにの立証当番をするだけ。



でも彼女は雨の日も風の日も嵐の日も

構わず子供達を毎日見送る。




すげぇなぁ。




無条件にすげぇなぁ。



と思った。




彼女は自分の事を

" 私は子供の見守りおばさん "

だとよく言っている。




あなたが発達障害がどうかなんて

関係ない。



立派な誰にも出来ない

見守りおばさん。




子供達の姿と

あなたの

" 当たり前の朝 " を見た私は

心做しか

重たいママチャリが

軽く感じたよ。