ぶ厚い仮面。
あなたが本当の恋愛を
して来なかったのは
愛する人を失う事が
怖かったから?
自分の元から
いなくなる事が
怖かったの?
母親が当たり前に
ご飯を作り
いってらっしゃい
気を付けてね
おかえり
おやすみ
おはよう
そんな
当たり前の日常が
当たり前ぢゃ
なくなった時
あなたは小さな内に
ぶ厚い仮面を
被る事を覚えた
本当は重たくて
しんどくても
そうするしか
毎日を
生きていけなかった
自分を守ってくれる
お姉さん達を
悲しませない為に
自分は男の子だから
強くならなきゃって
まだ小さな体で
大きな大人になった
運動会で速く走っても
リレーで他の子を
追い越しても
どんなにテストの点が
良くても
本当に
見てもらいたかった
褒めて貰いたかった
お母さんはいない
ねぇそこの僕
辛いって
悲しいって
助けてって
思っても
思わない様に
心を押し殺して
ぶ厚い仮面を
被って
お姉さん達の為に
お母さんの代わりを
してくれる
あの人の為に
どれだけ
我慢してきたんだい
私なんかぢゃ
代わりなんて
全く出来ない
無意味な存在だけれど
あなたの事を
めいいっぱい
抱きしめてあげたい
痛いよって
もうやめろよって
ゆうくらい
強く強く
抱きしめてあげたい
俺の事を
ほじくるなって
ゆうけれど
昨夜あなたが
涙してる事を
想っていたら
ずっとあなたの
昔の事を考えてた
あなたって
プライドの塊で
見栄とハッタリで
生きているのかもしれない
けれど
男の子って強くなきゃ
いけないって
思ってるのかも
しれないけれど
私はいつも感じてる
俺を見て
俺をわかって
俺を愛して
って
カッコ悪くて
言葉になんか
絶対しないけれど
私はいつもあなたの
心の奥の声が
聞こえるんだ
あなたはとっても
強くて
でも心は脆くて
繊細で
それが堪らなく
愛おしいんだ
60歳なのに
子供っぽくて
でも子供っぽさを
出せるように
なったのは
最近の事
俺って子供だなぁ
ってよく言うけれど
あなたは
今のままでいい
これ以上背伸びも
我慢もしなくていい
弱い所を
もっと私に見せて
私はどんなあなたも
受け入れられる
どんなあなたも
愛する事が出来る
私はあなたの
お母さんの
顔を知らない
どんな声で
どんな笑顔で
どんな人なのか
全くわからない
あなたは口にしない
だろうけれど
きっと人間味のある
お母さんだったん
だろうと思う
私は
あなたのお母さんに
とってもとっても
感謝してる
あなたに
沢山悲しい想いを
させてしまったかも
しれないけれど
あなたをこの世に
産んでくれた
生を受けてくれた
この世に
あなたとゆう
存在を生んでくれた
たった
一人のお母さん
私は空の上にいる
あなたのお母さんに
いつも
ありがとうって
感謝してる
中々脱げない
仮面を
そろそろ1枚
脱いでも
良いんぢゃないかな
もしその仮面を
脱ぐ事が出来たら
私が捨てずに
大切に守る
仮面はね
被る事だけぢゃなくて
脱ぐ事も
自分の好きに
出来るんだよ
そんなのわかってると
思うけれど
私はこの先も
ずっと
あなたと一緒にいる
だから1枚ずつ
ゆっくり
あなたの
仮面を剥がして
私が宝箱にしまうの
そんな生き方って
そんな愛し合い方も
悪くないんぢゃない