初めての挙手。
ちょっと弱音を
吐かせて下さいね
弱々ちなみママちゃん
心と身体の不調
トンネルに入り
少し持ち直して
きたかなぁって
思ったけれど
ダメだった
今日仕事中
もう辛い
しんどい
辞めたい
明日の仕事後の
会社の面接で
かなりしんどいと
もう言おう
って思うくらい
限界で
帰りのチャリでは
汗と涙で
顔がグチャグチャだった
辞めたらこんなに
思い悩む事は無い
もっと楽な仕事は
沢山ある
どんどん心が
楽な方へと求めてしまう
今日は 小2の次男の
授業参観だから
仕事は
早上がりさせてもらった
化粧もせず
Tシャツズボンで
ダッシュで向かった
子供達には
授業参観とは
普段頑張ってる成果を
親に見せる日だと
日々 伝えている
学校、頑張ってんなら
ママちゃんに
見せてみろって
子供達と別居し
この家に戻り
早9か月
あの子達の
授業参観には
何度も行ったが
手を挙げる事はない
恥ずかしさや
照れ臭さ
それ以前に
長男は勉強が
ついていけてなく
周りの子と
コミュニケーションを
取るのが辛いから
手を挙げるのは
確かに難しい
仕事の後だったから
汗だく過ぎて
髪もビショビショで
学校には
少し遅れて着いた
廊下には
硬筆が貼られていた
次男と家で
何度も練習したが
金賞には
及ばなかった
でもよく書けていた
時計の読み方
時刻の数え方の授業
先生が わかる人!
って言うと
次男は
誰よりも速く
そして誰よりも
右手を真っ直ぐ
キレイに
手を挙げていた
ママは 精神的に
弱ってたから
そんな次男の姿に
ポロポロ
ポロポロ
涙を流した
先生に指されて
みんなの前で発表し
ちょっと照れ臭そうな
顔をするあの子が
堪らなく
愛おしかった
周りのママ達には
バレない様に
ママちゃんは
ずっと ずっと
ただ ひたすら泣いていた
授業が終わり
次男が駆け寄ってきた
" ママ!
お仕事お疲れ様!
見て!
僕のトマト3個も取れたよ!
頑張ったママに
プレゼント! "
そう言って
鉢で育てた
ミニトマトを手に
渡された
ママは今日
全然寝れてなくて
具合も悪いから
もしも授業参観
行けなかったら
ごめんって
朝次男に行ったんだ
プレゼント
貰っちゃったら
ママ、頑張るしかねぇぢゃん
どうにか
明日も
頑張ろう
帰宅した次男
泣き虫ママちゃんは
またこの子を抱きしめ
涙した