海。
私ね 今の仕事を
辞める事にしたんだ
頑張りたくても
もう身体が言うことを
きかなくてね
悔しさ
申し訳なさ
不甲斐なさ
自分の弱さ
色々な気持ちで
涙の蛇口がゆるゆるで
とにかくずっと
泣いてんだ
何をしても
思い出が記憶が
走馬灯の様に蘇り
一緒に働かせて
頂いた方達の
顔が 声が浮かぶ
こんなに名前を呼ばれる
職場は無かった
こんなに
皆を思いやり
信頼し 尊重し
仕事に
気合いとプライドを持つ
現場は無かった
Tシャツにズボン
すっぴんで
仕事終わりは
顔は真っ赤で
頭はボサボサ 汗だくで
どんなに化粧をし
綺麗に着飾る
ママとすれ違っても
自分は恥ずかしくなかった
カッコイイと思えた
こんなに
自分を誇れる仕事は
なかった
辛い日々を
努力する日々を送る事で
小さな幸せを
見い出せていると
ずっと思って
踏ん張って耐えてきた
ーーーー
連休中の旦那様より
1泊実家に帰る事を
許された私は
彼と遠出をした
海が見たかった
今いるこの場所が
怖かった
悪い事をしている自分
人様に迷惑を掛けている自分
ここに居ると
心が潰れて
しまいそうだった
息をするのが
辛かった
車の中では
米津玄師の曲を掛け
横浜方面に向かい
高速を乗り継いでいた
音楽を聴くと
毎日の通勤中に
仕事終わりに聴いていた
音楽と共に
その時の
働いていた日々を思い出し
涙が溢れ
私は声を出し
いつまでも泣き続けた
彼は
" 泣きたいだけ 泣けばいい "
そう言って
真っ直ぐ前を見
首都高を走り抜く
呻きながら泣く
長いトンネルを
抜けた先には
薄暗い夜の景色に
幾つもの
建物から煌めく光
工業地帯の
オレンジの灯り
空が広くて
こんなに
世の中は輝いていて
美しい
海に着いた
辺りは真っ暗で
でも磯の香りがして
なんだか心が落ち着いた
止まる事のない
波の音が心地良かった
翌日には市場に行って
色んな
新鮮な魚を見て
時間を気にせず
ゆっくり何かを見たり
楽しんだり
そんな当たり前の事が
久しぶり過ぎて
今迄の自分が
いかに余裕のない
毎日を送っていたかに
気付いた
午後は違う
海を見に行った
釣り人が沢山いて
釣りのやり方も
何も知らない私だけど
どこまでも広がる
波打つ海が
私の暗がかった心を
流してくれた
釣りの事は
よくわからないけれど
エサや仕掛けを
試行錯誤して
ロストしたり
失敗もあるけれど
だからこそ
釣れた時の
楽しみがある
失敗を繰り返し
成功するのは勿論だが
そこに " 楽しみ " が
あるから
頑張れる
今のお前に
楽しみはあるのかい?
長い人生
苦労の先には
幸せがある
でも 楽しまないと
損だよね
もうちょっと
楽して
頑張り過ぎない
人生
歩いても
いいんぢゃないか
帰り際にあなたは
言ったね
" 少しは 落ち着いたか "
うん
あなたのおかげで
落ち着いた
海を見に来て
良かった
止まない雨はない事も
陽はまた昇る事も
わかっていたけれど
もっと気楽に生きても
いいんぢゃないか
って思ったよ
ありがとう❁⃘*.゚
コメント
2023/07/15 23:03
2. おつかれさまでした。
いいんじゃない、自分の思うようにやれば…
おいらも今月で今のお仕事辞めることにしました(^^;;
どっかの野球選手じゃないけど、廻りがアホだから思うような仕事が出来ない…
責任感のない奴、適当な奴、勤怠がルーズな奴…
そんなんが廻りにいて、自分が迷惑被るのも嫌気がさしてきた
人生100年、有意義なセカンドライフになるように、しばらくは仕事しないでノンビリしようと思ってます…(*^^*)
返コメ
2023/07/15 22:56
1. 前日記にて、いいね欄も閉じましたが、
日記を読みスマイルをくれた沢山の方々、
ありがとうございました❁⃘*.゚
そう言った皆さまの優しさから
いつも元気を頂いております((。´・ω・)。
この場を借りてお礼申し上げます❁⃘*.゚
返コメ