今日は小４長男の
脳のMRI検査の日


咳チックと診断され
出来る限りの検査を受け
病気がないかを調べている


中にはてんかんや
脳腫瘍等の病気から
チックに繋がる
可能性もあるからだ


長男には前もって
動画でどうゆう検査かを
一緒に見て
怖くないとゆう事を説明した


待合室で
とても不安な顔を
していたから
久しぶりに
膝抱っこをしてあげたら

長男は照れながらも
嬉しそうに笑っていた


不安だからとママも
部屋に同室し
様子を見れる事になった


"工事現場の音みたいな
大きな音がするけど
怖くないからね"


病院の先生から
色々な説明を受け

私はヘッドホンをし
椅子に座った


あの子は
不安な時に
咳チックとまばたきを
沢山するチック症状が出る




トンネルの様な大きな
筒の中に入っていく


心配しながら
あの子を見つめると
まばたきを沢山しながら
脚が震えていた



そのうち検査が始まって


ジジジジー！
ドンドンドン！


沢山の種類の
騒音いや
爆音が鳴り響き


ヘッドホンを
している私ですら
しんどかった


私は睡眠が取れていなく
自律神経がやられていて
体調が物凄く悪い

なので大きな音は
とても辛い



でもあの子も
大きな音が凄く苦手なんだ


時たま脚が
ビクっビクッと
跳ね上がり
しんどそうな姿が見える



私は涙が
止まらなくって
止まらなくって



あぁ……

こんな小さな子が
訳も分からない機械に入って
大きな音を聞かされて


怖いだろうな
辛いだろうな


急に自分の意に反して
チックってゆう
訳のわからないものになり

1日に何千回も咳払いをし
苦しい思いをして


みんなに俺の咳で
寝れなくさせてごめんねって
言って


夜も眠れない


寝たいのに起きてしまう


毎日不安で
毎日何かに怯えてて



ここ１ヶ月の
私とあの子の
辛い日々が走馬灯の様に
流れ出し

私のマスクは忽ち
涙でビショ濡れになった



心の中で
" 頑張れ 頑張れ
もうちょっとだよ "
って叫びながら


長い長い
２０分を待った



終わった後
" よく頑張ったね " と
目を赤くしながら
私は長男の頭を撫でた



待合室に戻ると
" 俺 怖くて 少し泣いちゃった "
と言う長男を
私は強く抱き締めた



その後しばらく
二人で具合が悪く
病院の休憩所で休み

ご褒美にコンビニの
からあげクンを買った


二人で

" 久しぶりに食べると
美味いなぁ"

って言いながら
少しずつ落ち着きを取り戻した



今日もまた旦那様と
揉めたが
それはもうどうでもいい



人ってその人と
同じ経験をしないと
その人の気持ちはわからない


言葉で言うのは簡単


たかが検査で
寝てる２０分と思うか


頑張った２０分と思うか


私は同室した事で
あの子の気持ちに
少し寄り添えた


パパは長男に
どうだった～？
とふざけ口調で聞いていたが


長男はボソッと

" パパは一緒に居なかったから
分からないでしょ "

と口を曲げていた




あの子の不安を
取り除けるのは私だ


今日膝抱っこされて
嬉しそうな顔をした
あの子の顔が忘れられない



さっきおやすみの前に
あの子が言った


" 今日は俺もママも
検査、頑張ったね " って




あの子は
いつも頑張ってる


だから
ママも泣いてばっかぢゃ
いられない


君が 笑って居られるように