名前のない物語。
40代前半  埼玉県
2023/11/05 17:35
名前のない物語。
犠牲の上にしゃがみこみ
孤独の中で
ライトを見上げ


価値を探し
鼓舞し続け

言ノ葉を放ち
己の魂と葛藤する



鼓動を感じ
茜色の空を
温かく感じる時あれば

雨音を震えながら
足を踏み込む時あれど


笑顔の裏に
罪を隠し
指に祈りを込める


無常を抱いて
咳き込む煙を
振りほどきながら
足早に帰路に着く


迷い込んだ迷路も
出口のないトンネルも
黒煙と共にひた隠す


音は時に残酷で
涙の捨て場所を用意する


汽笛が心を運び
時がもたらす
おあしを掴み尊む


漆黒の幻想を抱き
知らぬ姿に慈しみ
煮えたぎる欲情を脱ぎ捨て


深い闇にまた
ひとつ葉が落ちる


薔薇の棘と
桃ノ花を身に纏い
蝶を夢見て
今夜も踊る


呻きをあげる仔犬
魔法の欠片を投げ付け
尾をフリ
また去って行く






夜が輝きを灯す
散りばめられた星屑


薄暗い路地裏の
屑箱から
這い出す猫


静かな微笑み

祝いの声

蠢くシャッター音


煌びやかなグラスと共に
彩り鮮やかな
世界が広がる



響く音
雑音の中に
香る癒しが
痛みを溶かす


瞼を閉じ
つぶやく心の声

慈しみ
そして幸福とゆう名の
見えない空気を
生み出す



乾いた唇
濡れた髪
凍る頬
傷む全てを



心の灯火は

すぐそこに
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