優しいえくぼ。
御歳 39歳
30代 最後の
クリスマスイブは
人生で一番
最悪だった
必死に頑張っていた事を
簡単な言葉で
私を奈落の底に
突き落とされ
張り詰めていた糸を
糸切り鋏で
ちょきんって切られちゃって
何年かぶりに
119番に
お世話になってしまい
沢山の方に迷惑を掛けた
今日は朝から
頭を下げに行った
記憶が走馬灯の様に
頭に流れ
遠のいていく
意識の中に
子供達の見つめる瞳を感じた
視界の悪い目で
力の出ない手足で
一日仕事をするのは
とても難儀であった
今日は一日
副業のラーメン屋で働いた
昨夜から
血の通わない
心が凍った私は
それでも明るく接客を試みた
70代後半の
樹木希林みたいな
不思議な風貌の
おばあさんが来店された
オーダーの時も
ラーメンを提供する時も
にこやかに
" ありがとう "と
何度も言って下さった
そして帰り際に
" 頑張ってね 大丈夫よ "
と私に声を掛けて下さった
何にも知らない
おばあさんが
私の事を全て
見透かしてるかの様に思えて
涙が頬を伝った
最近は私がこの店に入ると
歓迎ムードがあり
色んな差し入れをくれる
本職の仕事でもそうだ
このサイトでも
このマンションのお友達も
沢山の私の周りの人が
私に優しさをくれる
クリスマスの抽選券
毎日 欠かさず
送ってくれるあなた
1枚でも
20枚でも
変わらず有難い
当たっても
当たらなくても
その心が 嬉しい
30代最後に
最悪なクリスマスイブを迎えても
私には沢山の
クリスマスプレゼントがある
LINEギフトで
スタバの飲み物と
食べ物チケットくれた人
ネコのメロンパンをくれたママ友
ビールの差し入れをくれた友達
美味しいお店のチョコの
プレゼントをくれた人
子供達に
お菓子とジュースを
くれたワク友さん
新鮮な採れたての野菜を
くれたワク友さん
LINEギフトで
ファミマの券をくれた人
漬物や佃煮
ジュースにゼリーや
色んな食べ物をくれた人
サイトのメッセージで
クリスマスの
写真を送ってくれた優しい人
メッセージで
サンタさんから
ゴソゴソとプレゼントをくれた
可愛い人
ほうとうにうどんに
沢山美味しいお土産を
くれた大切な人
みかんに苺
私の大好きなチャーシューを
くれた大切な人
クリスマスの記念に
沢山写真を撮ってくれた
今年
私にサンタさんは
来なかった
お気に入りの店の
ディナーも
キャンセルした
仕事の帰り道
凍える様にコートを羽織り
クリスマスソングを聴く
" 雪が綺麗と笑うのは君がいい
でも寒いねって嬉しそうなのも "
こんなに哀し涙が流れた
クリスマスは
初めてだった
でも 今はね
色んな人の優しさが
私を生かしてくれて
支えてくれている
プレゼントが
欲しい訳ぢゃない
可愛いケーキが食べたい
訳ぢゃない
高級フレンチが
食べたかった訳ぢゃない
ただ ただ
一緒に
メリークリスマスを
言いたかった
でも 大丈夫
少しずつ
私は強くなっている
凍った心を
溶かす術を
少しだけ 身につけた
今日はこれ以上泣くと
明日の仕事に響くから
なるべく 笑えなくても
笑ったフリでもしよう
えくぼが出た方が
可愛いぢゃん