涙の明日。
誰もいないこの広い部屋
寒くて脚が凍えそう
毛布を掛けても
コートを掛けても
寒さをしのげない
だって仕方ないよ
寒いのは心だから
外は人で賑わう声
皆 楽しそうで
笑い声が聴こえる
私は独りぼっちの
この大きな部屋で
来るはずのない人を
待ち続ける
" この苦労は
後の成功となる一歩なんだよ
この気持ちを
必ず生かせる時が来るよ "
そう自分に言い聞かせ
いつものように
" 大丈夫 " って呪文を唱える
悪い事は
続くんだよね
嫌な事は
重なるんだよね
自分が真っ当に生きても
悪い事なんか
なんもしてなくても
辛い事は
次から次へとやってくる
でも 見てみろ
今日はお前
よく頑張ったよ
自分で褒めて
あげられるくらい
頑張ったよ
仕事を掛け持ちするのって
とても大変
でもそうでしか
お金を稼げないから
今は耐えるしかない
働かせて貰えるだけで
有難いって
思わなきゃね
本職の仕事は
まぁ酷い有り様だった
ラーメン屋は祝日で
とても混雑していて
麺場を覚える為の
勉強をさせて
貰える時間は
1秒もなかった
でも良かった事も
あったよな
成長とはいかないけれど
人の役に
立ってたって
思えたよな
券売機で
キャンセル対応も
パパっと出来たし
お水を飲む暇も無い程
忙しかったけれど
ガス釜のお米も
前より美味しく炊けたし
毎日ドリンクに
食材の在庫がギリギリで
あれが無い
これがないと
LINEグループの
通知音が鳴り止まない
この後に入る
人の為に
明日の人の為にって
前より色んな在庫を確認して
倉庫から運んで
ちゃんと補充も出来た
ただ仕込みは全部
出来なかったから
そこだけは反省
こうすれば良かったと
思わされる事もあった
逆に 初めて一緒に働く
19歳の無愛想な
美人女子に
教わるべき事もあった
逆に自分が
しっかりしないとって
思わされる事も沢山あった
途中でほぼ初めての
タイミーさんが来て
私が上がった後の
残ったメンバーの
地獄が予想されるので
出来る限りの事を
済ませて帰った
社員の女性は
本当に助かったと
心から感謝してくれていた
なぜなら彼女は
休憩を少し取るも
ご飯を食べる程の
時間がなかったからだ
朝からずっと
こんな遅い時間まで
お腹を空かせてたんだな
私がまだ麺場の仕事が
出来ないから
出来れる様になれば
彼女と変わって
あげられたのに
それでもホールを駆け回り
タイミーさんを
指導しフォローしながら
よく自分なりに
頑張った
この頑張りは
きっとまた一つ
私を成長させてくれる
今日の本職の営業成績は
最悪だったけれど
また明日頑張ろう
諦めないのが
私の良いところ
悔し泣きは
いつか
嬉し泣きになるって
わかってるのは
誰でもない
自分 だから