隙間からの手紙。
40代前半  埼玉県
2024/12/14 22:28
隙間からの手紙。
私はこの時間
毎日 泣いている


目が取れて
しまうんぢゃないかって程
泣いたあの日から
幾分経った


今 数年前に
実家で寝たきり生活を
していた時の様な
心身状態にある



仕事を失い
大切な人が離れて行き

心を失い
力が無くなり

身体さえも
言う事をきかなくなった


人と関わる事も
立ち上がる事も
何もかもが辛くて

光が見えなくて
ずっと心が重たくて


生きる力が無くなった



でもこのままぢゃダメだと
毎日毎日
自問自答して

でも頑張れなくて



そんな自分にまた涙して




でも さっきね
どうにか少しでも
前進しないとって
働くスイッチを押したんだ


みるみるうちに
不安で心身が崩壊し
また涙が止まらなくなって


そうしたら
ベッドに寝る私の視界に
とある物が目に入った


ドアの下の隙間から
スーって
何やら手紙が入って来た


もしかしたら
まだ眠れていない子供が
サンタさんに渡す手紙かな


涙を拭きながら
モルカーの封筒をあけた


そこには
こんな事が書いてあった


ーーー


ままへ かんしゃのてがみ


いつもりょうりとかべんきょうを
おしえてくれてありがとう。
いつもがんばっているね。
これからもいろいろがんばろうね。
あんまりむりしちゃだめだよ。
いつまでも元気でいてね。
ぼくもがんばるからままもがんばってね。
おうえんしているよ。
いっぱい長生きしてね。
病気とかもきをつけてね。
これからもいっしょに、りょうりとかべんきょうをしようね。

〇〇より


ーーー


正直
子供達との関係性は
今 上手くいっていない


生活環境も
家庭環境も決して
良いものとは言えない


元気そうなママの時も
あるかもしれないけれど

寝たきりのママ

しんどそうに
料理をするママ


イライラして
泣いてばかりのママ



手紙をくれた次男に
この間 聞いた


" ママがこうやって
働かないで寝てるのってどう見える? "



次男は言った


"グータラして だらしなく見える "

" サボってるみたい "





長男はその言葉を聞き
少し心配そうな顔をしていた


私は 悲しくって
部屋に篭って
ずっと泣いていた



辛さを誰にも
わかってもらえない


孤独を感じた



でもそう思う
次男の言葉は
間違っている訳では無い


子供だから
わかってもらえる

そうとは限らない





手紙のお礼を
言いに行こうと
子供達の寝る部屋を
見に行ったら


次男が
肩を竦めて泣いていた


なんで泣いてるのかを
ずっと問うたら


" ママがいつも頑張ってるから
お手紙書いた

でもママが喜んでくれるか
わからなかったから不安だった "


次男はそう言った



訳がわからず

" 喜ばないわけないぢゃない

嬉しいに決まってるよ

ありがとうね "

と抱きしめて
ずっといい子いい子して




もしかして
最近の私は

あの子を褒めてあげる事を
してないんぢゃないか


怒る 叱る 注意する
そんな事ばかりで
ただでさえ
笑顔が少ないママなのに


子供達に
怒ってばかりいる



あんなに忙しくて
一緒に居る時間がなかったのに

一緒に居れる今の方が
私は 怒っている



この手紙には
今の私と
あの子の心が映っていた



もっと褒めてあげよう


それにあの子達は
ママを見ている


忙しかったママも
忙しくないダメなママも


それでも

" 頑張っている "

そう思ってくれた事に


久しぶりに


苦しくない



涙が流れた



コメント不可

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