大貫妙子 四季
50代後半  東京都
2018/01/03 8:35
大貫妙子 四季
つないだ手に夏の匂い

海へと続く道

光る波と ひとひらの雲

遠い蝉時雨



山が燃えて草は枯れて

瞳に秋の色

風が立てば 心寒く

陽だまりの冬



求め続け待ちぼうけの

あなたのいない季節

受けとめては とけて儚い

春のぼたん雪



水に落ちた 赤い花よ

想いと流れてゆこうか



さくらさくら 淡い夢よ

散りゆく時を知るの

胸に残る 姿優しい 愛した人よ



さようならと さようならと

あなたは手をふる

鈴の音が唄いながら 空を駆けていく
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