今日は上京した時の事をお話します
最初にいいますが自分は沖縄県出身です


上京したのは１８歳の時の三月。 きっかけは友人の一言


｢明日、東京に行こう｣


いつもと変わらず地元で遊んでいる時にいきなり友人が僕に声を掛けました

｢わかった｣


僕もすぐに返事を返しました


二人とも何も考えず、軽い気持ちでの上京でした。(若かったから出来たと思います)

唯一の頼りは先に上京した友人
その友人にも出発する数時間前に連絡
後先、考えず行動してました


沖縄から出発して羽田空港に到着

友人が出迎えてくれました
最初は友人の働き先の寮にお世話になっていましたがやはり長くはいられません

友達の寮を出た後、ちょっとの間、カプセルホテルに住んでました

そのカプセルホテルで風呂に入った時、右肩から腰の辺りまでタトゥーを入れている人がいました
そのホテルの貼紙には｢入れ墨、タトゥーをいれてる方、お断り〓｣

従業員は注意しないのかなと思いながらチラチラ見ていると向こうの方からこちらに向かってきて｢何、見てるんだよ｣と言われてしまったので｢いや見てないです｣と答えました

その頃はタトゥー・入れ墨＝怖い方系だと思ってました

何とか言い訳をしてその場は助かりましたが変に仲良くなってしまいました
そして一緒にご飯を食べて時に｢今、仕事を探している｣と話してみると｢いい仕事がある｣と言われ、嫌な予感が…


｢とりあえず、紹介する為にお金が必要だからちょっと貸して｣


自分らがいくらバカでも騙されるなと気づきましたが逆らったら殺されると思ったのでそこはすんなりと渡してしまいました


｢じゃあ、話に行って来るからここで待ってて｣
と男がそういってその場を離れてから４０分…やはり騙された


その後すぐに交番に行って事情を話しましたが警察は余りいい対応をしてくれませんでした


上京して二週間そこから始まりました



…つづく