運命の出会い
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立夫が汚い住まいだと言ったが 全然違ったのです
豪華とまでは いかなかったけど スラムの下町から比べたら総タイル張りの立派なマンションだった
【すまん 君を試すつもりだったんだ
金目的や 売春なら ついてこないからと思ったんだ】
【そうなのね・・ 私は試されたのね 黙ってついてきたから 合格ってことね^^】
【まあそういうことだ・・】
立夫はニコッと白い歯を見せた
エントランスを通って部屋に入ると 1LDKになってて 中は結構広く
リビングの本棚には建築の専門書がズラリと並ぶ・・
(おじさんってナニモノ? 単に日雇い労働者とは思えないな・・)
【真奈美さんは なんで東京にでてきたんだい?】
おじさんは冷蔵庫から冷たい飲み物を出しながら
私に訊いた
【それはさ・・多分、おじさんと同じ目的よ】
【え!?】
立夫は驚いた顔を向けた
なんか見透かされたような真奈美の言葉にドキっとした
【おじさんってさ・・私に何を望んでるの?
電車の痴漢話って嘘じゃない? あれももしかして私を試したんとちゃうの?】
【あはは 君って カンがいいよな・・】
【そのとおりよ 僕は痴漢なんてしないよ
あれは君の反応を見たかったのかも・・】
【おじさんって 一体ナニモノ? あたしを連れ込んでエッチ以外にもなんか目的が有るんでしょ 白状しなさいよ】
(笑)(笑)
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人には【ニオイ】というものがある
もちろん体臭ではない キャラが放つもので
同類がそれを嗅いで集まると言う類のものです
こういうのは会話なんてしなくても互いに通じるのです
立夫は過去の栄光から転落し 這い上がろうとしてもがいていた
一方の真奈美は 極貧の中で淫乱の母親と決別し東京に望みを託し出てきた
年の差はあれ お金が欲しいということは勿論だけど世に背を向けて刹那に生きる境遇がピタリと一致した
運命的出会いと云うものがあればまさしくこの2人だった
会話は途切れても違和感などまるでなく
心地良い以心伝心が通じ合い
笑いのツボもピタリと一致した
【君は不思議な女だな 24とは思えん
30すぎの 気さくなおばさんにおもえてくるよ】(^-^)
【失礼な! おじさんこそ ナニよ 嘘ばかり私に言ってさ どうせ 胡散臭い人なんでしょ?】
(笑)(笑)
2人は冗談を交わし合ううちにすっかり打ち解けた
そして互いに 東京に出てくるまでの経緯を語り合った
話しは盛り上がり気がついたら窓の外は暗くなっていた
【真奈美!お腹が空いただろ 弁当食べながら続きだ・・】
2人はコンビニに行き弁当を買い求めた
それを食べながら
立夫が話の核心に触れてきた
【実は君のような 女性を探していたんだ もう2か月になるよ・・
ハローワークやらあちこち 行ったが思わしい女は居なかったんだ】
【で、探してた目的と云うのは ある金儲けよ・・うまくくいけば ざっと4億にはなる・・】
【!!!】
どうだろう 話に乗らんか? これは人を殺すとかではなく 頭脳を使った企みよ(^-^)
そいつを成功させるにはどうしても 君のような利口な女が必要なんだ
【4億! すごいね! ソレが本当ならなんだって乗るよ!】
私は 立夫の言葉に 大きな運命が押し寄せる気がしたのです
つづく
コメント
2018/02/07 20:14
5. >>4 ハイボールさん
ありがとう^^
見てね~~~
返コメ
2018/02/07 20:08
4. おもしろい
続きがきになる
返コメ
2018/02/07 19:00
3. エロ可愛い
返コメ
2018/02/07 18:38
2. 可愛いね。エッチしたいなぁ
返コメ
2018/02/07 18:18
1. 齋藤英雄。
返コメ