小説 【出世街道まっしぐら】
30代前半  大阪府
2022/09/06 10:45
小説 【出世街道まっしぐら】
第2章 世の中は銭や
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大阪には老舗のそごうや 大丸といった大きな百貨店があり 出店にしのぎをけずっていた

そんな中で立夫の会社はいわば新参組・・関西では2店しかなくて
劣勢におかれていた

本社からは 出店攻勢をかけろ!金に糸目はつけん・・土地を賃貸でも買収でもかまわん 競合相手をけちらせ!
みたいな派手な言葉が飛び交い 活気のある部署だった

店舗開発はまさに、その最前線を行く職場であり、、立夫はその第一線で即戦力で採用されており、意気軒昂の船出だった

立夫はコネも知り合いもナニもない まさに一匹狼・・関西の開発本部は
総務や 営業 施設などで、総勢で200名は数えていた
上司は係長 部長で課長はいなかった その上が統括する支社長・・

フロアーの上に幹部連がそれぞれ部屋を持っていた
開発の中でも立夫は 競合相手の出店情報をさぐったり妨害したりの
仕事をさせられた・・

部長に呼ばれた・・
「君は建築の現場監督してたんやろ・・全然 畑がちがうが・・この仕事もおんなじや!作るんやで・・その下地をこしらえる作業と思ってくれ
ええか・・そごうは 南海堺の駅前に どでかいモノを計画していると
聞く こいつの権限をにぎっているのは 地元の自治会長や それをうちの百貨店に鞍替えさせるんやで・・接待して 女抱かせてもええ とにかく・・あそこに出店されてはうちは困るんや・・鞍替えが無理やったら 計画そのものをぶっ壊してこい!」(笑)

「あはは 部長 わかりました 僕一人でいいんですか?」

「そやで、こういうのは目立ったらあかんのや・・君はなかなか貫禄あるし クソ生意気そうな君の面は割れとらん・・ 」

「あはは 部長 クソ生意気って・・失礼なと言いたいけど 実は僕自身もそう思ってます」

(笑)(笑)

「ええか・・そごうの開発連中はこんな顔や・・」
と 部長は顔写真まで見せた 出店計画の概要も手に入れていて ソレを見せた・・

部長は鋭い視線を僕に向けて続けた
「百貨店なんていう華やかなのは表向きだけや・・裏ではヤクザやクソ学会も絡んだ 銭と女の実弾が飛び交う世界なんや!わかったな・・」

(まるでナニワ金融道の親分やないか・・)

大阪弁丸出しの部長の顔を見てそう思った・・

(俺の思い描いていた職場だぜ・・薄汚れた水をすするのが好きな連中のいる職場なのだ!)

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同じフロアーの総務に何度か行くうちに 際立って可愛い子がひとりいた
名札を見たら 河合とあった 顔と合って印象が実に良い

百貨店の女性社員は 洗練されていて 美人が多いと聞いていたが
その通りだと思った

総務は言うなれば 会社の顔・・受け付けや 秘書もスタッフの範疇・・
人事もあるが総務がその上に位置していたから 僕は総務の女をひとり、モノにしたいと思った 

この会社で上になるには情報だ スキャンダルなんかもそうだ 
いくら実力があっても 上には簡単には登れるものではないからだ

河合と言う女性を口説き落とし 会社に入って来る 色んな情報をゲットしたいと強烈に思った
幹部のスネ傷やアラさがしもだ・・

初日からそんな厚かましいことを考えたのだ
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コメント

60代後半  鹿児島県

2022/09/06 18:10

2. 続きをお願いします!

40代後半  宮城県

2022/09/06 14:37

1. お久し。

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