【米中激突】 9 列島は極限の恐怖で大パニック
「その日、日本は恐怖に沈んだ」―
夕刻、「自衛隊、壊滅的被害」というテロップが全国放送の画面を覆った。
台湾沖の海戦で、海上自衛隊の掃海艇護衛の先遣部隊がほぼ全滅、護衛艦は沈没、イージス艦も甚大な損害。
主力艦隊がまだ戦闘に未参加なのに
官邸のアナウンサーは、海上自衛が全滅と報じ 明らかに動揺を隠し切れていなかった。
「被害状況は……なお確認中です……」
全国の視聴者は凍りついた。
SNSには不安が充満し、デマとパニックが混在した。
「次は本土攻撃だ!」
「自衛隊終わった。日本も終わりや」
「都市部は避難せよ!」
混乱の波は津波のように広がっていった。
だが、本当の地獄はここからだった。
■「原発が……攻撃された!」
午後六時二十五分、NHKの画面が急に切り替わった。
記者の顔は蒼白だった。
「緊急速報です……福井県の大飯原発に……ミサイルが着弾した模様――」
一瞬、言葉が出なかった。
スタジオの空気が固まり、数秒の沈黙の後、火柱が上がるライブ映像が流れた。
視聴者の悲鳴が全国で同時に上がった。
――原発が、攻撃された。
それは日本人が最も恐れていた、想像すらしたくなかった“禁忌”の一線だった。
突然、関西一円が一気に暗闇へ飲み込まれた。
送電網が破壊され、電力が一瞬で途絶えたのである。
梅田も、京都も、神戸も、ただの闇となった。
■街のパニック
大阪駅では停電直後から阿鼻叫喚が広がった。
エスカレーターが止まり、群衆が暗闇で転倒し、悲鳴が重なった。
「原発や! 原発が爆発したんや!」
「ここも危ないんちゃうんか!」
誰も正確な情報を持っていない。それが恐怖を倍加させた。
さも自衛隊が壊滅したかのニュースが心の安全装置を壊していた。
――守ってくれるものはもう無い。
その心理が、ちょっとした噂を巨大な恐怖に変えていった。
「西へ逃げろ!」
「いや、南や! 北陸から風がくるぞ!」
道路は瞬時に渋滞し、携帯はつながらず、救急車はどこへ向かうべきか判断できない。
■福井・原発近隣は地獄
大飯原発から十数キロの地域では、脱出しようとする車の列が街道を埋め尽くしていた。
「子どもだけでも助けてくれ!」
「なんで避難指示が出んのやッ!」
防災無線は途切れ途切れに「屋内退避」というだけ。
住民はその言葉を聞くたび、さらに恐怖に震えた。
「屋内退避で何が守れるんや! 放射能やぞ!!」
怒号が飛び交い、半狂乱で玄関に鍵をかける老夫婦。
逃げるか、留まるか、誰にも判断できなかった。
■官邸は混乱
東京の首相官邸では、地下の危機管理センターが騒然としていた。
「総理! 関西一円が停電、避難混乱、通信障害……」
「自衛隊は? 迎撃は? 追加攻撃の兆候は?」
各省庁の官僚が怒涛のように報告を読み上げるが、どれも情報が錯綜し、結論が出ない。
総理は机に手を置いて震えていた。
「……国民を落ち着かせる声明を出さねば……」
しかし内閣危機管理監が答えた。
「今、声明を出しても【デマ】として受け取られ、余計に混乱します。
国民は原発攻撃に耐性がありません。すでに“政府は機能していない”と認識されている……」
官邸の空気は凍りついた。
■都市部の暴走
夜八時。
関西の一部ではコンビニが略奪され始め、パトカーすら灯りが無いために巡回できなかった。
住民は情報を求めて家から飛び出し、闇の中で叫び合い、車だけが列をなして逃げていく。
「もう日本守られへんのやろ……?」
「自衛隊、全滅したんやで……原発まで……」
誰も止める者はいなかった。
コメント
2025/11/29 15:35
3. 実際中国は原発を攻撃するかな?
返コメ
2025/11/29 14:18
2. >>1 誠さん
ですねーコメントありがとうございます。
返コメ
2025/11/29 14:09
1. なんとなーく。
あり得ますね。
中国は2027年って言ってますから。
島国の日本は何処にも逃げれませね。
平和ボケしてるんだからしょうがないですね。
返コメ