【米中激突】 11  アメリカ第7艦隊の猛攻 レーザー兵器投入
30代前半  大阪府
2025/12/01 15:28
【米中激突】 11  アメリカ第7艦隊の猛攻 レーザー兵器投入
戦争が始まって十日目。
 米中双方にとって、戦況はいまだ決定的な勝敗を許していなかった――
 ただし、その意味は両国でまったく異なっていた。

 中国は国家総力を投じていた。
 空軍、海軍、ロケット軍、サイバー部隊、沿岸民兵……
 動員できるものはすべて戦場へ放り込まれた。
 一方アメリカは、第7艦隊と航空戦力の一部――
 いわば“前菜”にすぎない規模で中国軍と渡り合っていた。

 この非対称こそ、中国の焦りの源だった。

 「主席、台湾東側の制空権は依然として確立できず、損害比率は、芳しくありません」

 総参謀長は苦しいうめきを洩らした
 言葉は慎重だったが、その中身は明らかだった。

 中国軍は押し切れていない。
 むしろ、徐々に分が悪くなりつつある。

 米軍の作戦機は少数しか投入されていないのに、 その少数が中国軍の攻撃機を次々に撃墜しているのだ
 原因は明白だった。

 アメリカは最新鋭レーザー兵器を実戦投入していた。

 米軍が公表していた数値――
 1秒あたりの目標照射で
 「ドローン・空対艦ミサイルを確実に焼き切れる」
 という兵器は、真実だった。

 中国軍の無人攻撃機群は、
 まるで“空に浮かぶ焚き火”のように、
 次々と赤く光り、落下していった。

 ロケット軍の将校たちが悲鳴を上げた。 「ミサイル部隊の空対艦ミサイルも無効化され始めています!
  レーザー照射による弾頭の焼損を確認!」

 主席は拳を固く握りしめ、机を叩いた。
「アメリカはいよいよ 本気になったか、だが 我が軍が負けるわけがない!いいか、小型のミサイル艦を投入しろ! 飽和攻撃で叩き潰せ」
 震えるような怒号だった。


 戦局を打開するため、主席は新たな命令を軍に下した。

 「台湾封鎖を維持しつつ、上陸作戦を発動せよ」
 軍は凍りついた。
 誰もがその意味を知っていた。

 ――上陸は戦争の中でも最も損害が出る作戦。
 ――しかも台湾海峡は荒れやすく、米軍の反撃を受けやすい。

 だが、他に道はなかった。
 戦況が長引けば、アメリカは まます本気を出す。
 それは中国の敗北――体制の崩壊を意味した。

 軍事会議は深夜まで続き、
 ついに中国軍は上陸作戦を開始することに決定した。

 福建沿岸で艦隊のエンジン音が一斉に唸り、
 揚陸艦・エアクッション艇・無人船が海峡へ突入していく。
 戦いは新たな段階へ入った。

 一方、その頃。

 沖縄の米軍指令部では、新たな作戦が進行していた。

 「マイクロ波兵器“THOR(ソー)”部隊、配置完了。
  周波数調整良好、稼働開始できます」

 将官は静かにうなずいた。
 ドローン群に対抗する切り札――
  高出力マイクロ波兵器(HPM) がついに実戦投入されるのだ

 その威力は単純だった。

 ・電子機器を焼き付かせ
  ・回路を一瞬で破壊し
  ・数百機規模のドローンを一斉に落とす

 レーザーは一点撃破。
 マイクロ波は範囲攻撃――。

 この“光と電磁の二段構え”は、
 中国軍の無人機戦術をほぼ無効化する可能性があった。

 米軍パイロットが報告する。

 「敵ドローン群、推定300機――接近中」
 「THOR、発射準備」

 指揮官が叫ぶ。

 「放て!」

 瞬間、空気が震えるような低い轟音が響いた。
 肉眼にはほとんど見えない“電磁の波”が
 巨大な幕となって前方に広がる。

 次の瞬間、敵ドローン群はまるで
 “電磁嵐に吸い込まれる鳥の群れ” のように
 次々に墜落していった。

 中国軍司令部に衝撃が走る。

 「な……何が起きている!?
  数百機が同時に失われたぞ!」

 誰も答えられなかった。

 中国軍の上陸部隊は台湾へ向けて進撃を開始した。
 だが進路上には、レーザー兵器を搭載した米軍艦艇と、
 電磁兵器部隊が控えている。

 主席は叫んだ。

 「構わん! 進め!
  今こそ台湾を掌に落とすのだ!」

 しかしその言葉とは裏腹に、
 戦争は明らかに“均衡”から“逆転”へ向かいつつあった。

 光と電磁の新兵器、これこそが 戦いのゲームチェンジャーとなりうる 驚異的な兵器であり 
 中国の総力戦を崩れさせる序章となるのだった。
さあどうなるか・・つづく
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