【米中激突】14 地獄の開幕
台湾海峡の上空に、
——白い閃光が弾けた。
次の瞬間、
蒼天を突き破るように巨大なキノコ雲が立ち上がる。
報告官が喉を震わせた。
「し、主席……核爆発を確認……戦術級……20キロトン規模……!」
司令部全体が沈黙した。
まるで世界そのものが止まったかのようだった。
主席は――
その光景を見ながら、ゆっくりと立ち上がった。
表情は怒りでも悲しみでもない。
ただ、狂気の静けさだけがあった。
「……よし。これで、後戻りはできなくなった。」
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主席は直ちに内線を取り、国家安全委員会へ命じる。
「国家非常事態を宣言する。全国の武装警察・人民解放軍・予備役・民兵、
すべてを“総動員体制”に移行させよ。」
「はっ!」
官僚たちは全員血の気が引いていた。
主席はさらに続けた。
「中国共産党の私兵である人民解放軍は、今日から完全に——主席である私の指揮下だ。
誰も逆らうことは許さない。」
その言葉は、
軍中枢の心臓を握り潰すような重さを持っていた。
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■地下司令部へ ―― “反乱の恐怖”
米国による核報復を想定し 主席はただちに北京郊外の 地下300メートルに掘られた“第一級指揮所”へ移動した。
巨大な鋼鉄扉が閉じられた瞬間、
外界との通信は完全に遮断される。廊下には主席直属の親衛隊軍が配置され、機関銃と防弾盾を構えて立っている。
——理由は一つ。クーデター対策だ
この局面で、軍内部には必ず“慎重論”“降伏論”が生まれる。
主席はそれを誰よりも理解していた。
「裏切り者が出る……。だからこそ、封じ込めねばならん。」
主席の指示により、軍の通信網は秘密裏に掌握され、各戦区の司令官たちは“順番に”テレビ会議へ呼び出された。
拒否は——むろん死を意味する。
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■ 国民向けプロパガンダ ―― “映像の戦争”
同時刻、
中国全土のテレビ・ネットメディアでは、主席の動画がループ再生され始めた。
「国民よ、聞け。中国はいま、建国以来最大の危機に直面している。
だが恐れるな。我々には強大な軍と、不屈の精神がある。」
その背景には軍旗、行進する兵、ミサイル車両、そして台湾海峡上空の黒煙――
あらゆる映像が編集され、“勝利のための聖なる大義の戦争”として飾り立てられる。
「この戦争に勝ち抜くため、すべての国民は一致団結せよ。我が軍は必ず勝利する!」
全土に警報のように響き渡る主席の声。
だが実際には——軍高官の中には青ざめている者が多かった。
(核の報復……。米軍が本格参戦したら……中国は持たない……。)
そう思いながらも、
誰一人、それを口にできなかった。
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地下司令部の主席の部屋、クソ主席が呟いた
「勝たねばならぬ……。勝つしかないのだ……。」
国家などもはや眼中になかった 自分の命運を守るために、戦争を続けるしかないのだ。
そして主席は、
ひそかにもう一つの命令を下そうとしていた。
それは“第二撃体制”の発動だった
つづく
コメント
2025/12/05 11:53
2. この物語に山本五十六は居ないのだろうか。
返コメ
2025/12/05 10:10
1. 習近平がこれを見てたら面白いのにね!
返コメ