【半ぐれ銀行マンの天下取り】 13  復讐劇の開幕
30代前半  大阪府
2025/12/06 8:21
【半ぐれ銀行マンの天下取り】 13  復讐劇の開幕
■復讐の開始 ― 3人の運命

姫路支店の空気が一変した。
海棠立夫の“日本一宣言”が響き渡ったその翌日、
支店の奥深くで三人の男が密かに顔を寄せていた。

旧支店長・北川
総務部長・三木
人事部長・河合

かつて立夫を貶め、左遷の道へ追い込んだ張本人たちだ。彼らは立夫の就任挨拶を聞き、そして支店全体を一瞬で掌握した圧力を目の当たりにして、
己の運命を悟っていた。

「……終わったな。」
北川が蒼白な顔でつぶやいた。

「終わったどころか、始まったやろ……“報い”が。」 総務部長の三木が手を震わせながら答える。

「海棠常務の養子筋やろ? あれ……どうやって逆らえっちゅうねん……」人事部長・河合は額に脂汗をにじませる。

三人は椅子を囲んでいたが、室内の空気は冷えていくばかりだった。

北川が震える声で言った。

「もう謝るしかないやろ……。このまま黙ってたら、いつ爆弾落ちるかわからん。」

「海棠姓の前では、ワイらなんぞ紙屑や……」

三人は互いに顔を見合わせ、逃げ場がないことを理解し、うなずいた。

「……行こう。」北川が立ち上がった。

足は震えていた。三人とも、死刑執行を待つ囚人のようだった。

■ 支店長室、沈黙の対面

午後三時。三人は恐る恐るノックし、支店長室へ入った。

立夫は書類を見ていたが、
三人の顔を見ると、まるで“予想していた”かのように微笑した。

冷たい笑みだった。

「……なんや、三人揃って。珍しいのう。」

北川が頭を下げる。三木も河合も、もう腰が折れそうなほど深く頭を垂れた。

「す、すみませんでした……!」
「前島……いえ、海棠支店長……本当に……!」「過去のあれは……我々の判断が……!」

声は震え、息は浅く、
もはや言葉になっていなかった。

立夫は、しばらく黙って三人を見下ろした。細めた目は氷のように冷たい。

そして、一言。「――で、何の用や?」

三人は凍りついた。

北川が震えながら言う。

「お、おわびに……参りました……」

その瞬間だった。立夫の表情が、静かに変わった。

「詫び?」

椅子から立ち上がり、机を回り込み、三人の真正面に立つ。

「おまえら……俺を貶めて、首に追い込んだその口で“詫び”やと?」

誰も返事ができない。

「俺に許してもらえると思ったんか?」

沈黙。

立夫は、ゆっくりと三人を見渡し、氷のような声音で言い放った。

「明日、大阪へ行け」

「・・・・」

「――明日や。」

三人が顔を上げた。 「明日、大阪本部へ行けや。」

空気が音を立てて止まった。

「大阪本部……?」「じ、人事課ですか……?」

立夫はうなずき、冷酷に続けた。

「そうや。大阪本部の人事課で、直接“処分”を聞け。 俺がどうこうやない。おまえらの運命はもう向こうで決まっとる。」

3人の顔色が完全に失われる。

「覚えとけ。俺を貶めた奴は、絶対に許さん。例外も、斟酌も 情けも、一切ない。」

「・・・・」

「言っとくが 正月前に 一家心中は考えるなよ」(笑)

立夫の高笑いが 支店長室を響かせた

三人は、膝が砕けそうになりながら頭を下げ、部屋を出ることしかできなかった。

復讐は、まだ序章にすぎない。これからなんだ 

同窓会で俺をコケにした 連中を地獄に叩き落してやると 立夫は心に期した
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コメント

60代前半  神奈川県

2025/12/07 7:11

1. 
ゾクゾクして来た

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