【愛しの美香】 19 証人 2
立夫は美香の手を取り その女性に すみませーんと言いながら 駆け寄った
地味なワンピースをまとい 振り向いた顔は 生活の疲れをにじませていた
「あら! 美香ちゃんじゃないの?」
すぐに気が付いたのか 訝し気な顔が笑顔になった
おばちゃーんと美香は抱きついた
その女性は小柄で 166センチの美香の豊かな体を受け止めるのに困るほどだ
あの・・美香の父親で 前島 立夫と申します
お父さんですか?
はい 事情があつて 仮の父親をしています
立夫は落ち着いて ここに至った経緯を話した。あなたにぜひとも証人になっていただきたくて・・
立夫の渡した名刺に視線を落としていたが 立夫が話し終えると 明快に答えた
「私にできることがあればさせていただきますよ」
ただ、
と一呼吸を置いて 立夫をまっすぐ見た
「ご事情はわかりましたが 私の立場を 保証してほしいのです ここを退職したら困りますので」
判りました 立ち話もなんですから よろしければお時間をいただけます? 場所を変えたいので
と言いかけると
あの・・今から仕事なので・・と女性が申し訳なさそうにした
その言葉を遮るように 立夫はポケットから
一万円札を二枚を 彼女の手に握らせた
「なんとか・・お願いできませんか・・」 と立夫は必死の面持ちを見せた
「わかりました! 職場に連絡して急用で遅くなると・・いえ・休むことにします」
とニッコリ
オオ!いいぞお!・・
立夫は 望外の大成功に 嬉しさが込み上げ 胸が熱くなった
少し離れた 喫茶店にはいり さくらも4人席に対座した さくらも私も以前は施設にいました
と自己紹介した
女は 滝川 さよと言い 施設に清掃係の正職員として 12年勤めており 派遣ではなかった
内部の事情にはむろん精通しており スタッフや施設にいる児童などの人数もすべて把握している
で、核心の話になった、
滝川 さよは スタッフによる 猥褻行為の数々を 克明に記憶しており 最近もつづいているというから 呆れた話だ
ただ 性交に及んでいる現場を直接見たわけではない が 少女たちの性器を弄り 玩具にしているのは何度も見たし 一緒に働いている同僚は 挿入現場をモロに見たというのだ!
滝川 さよの話は途切れなく続き それは 妄想でもなんでもなく 実際に目にしたものを生々しく語ってくれたのだ
2時間の証言で一区切りついたところで 立夫は ポケットに忍ばせていた レコーダーのスイッチを切った
「滝川さん 今の証言を 録音させていただきました ありがとうございます。」
「これ、ほんのお礼ですがと さらに一万円札を3枚取り出し 渡した」
彼女は満面の笑みで 無断録音なんて 歯牙にもかけなかった それどころか 施設の案内書をお渡ししますと 自分の車に戻って持ってきてくれた
それは 入所案内で 中身をめくると スタッフの顔写真がズラリ・・
おお! これはいい・・立夫が 言葉を失うほどの 完璧な資料だった
美香が指さして 卑猥なことをされたのはこの人とたちからよと明快に答えたのである
さよと 携帯番号を交換し 連絡を密にしたいというと 快く引き受けてくれた
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俺たちは意気揚々と自宅マンションに引き上げた テンコ盛りの出前をとり 早速宴会だ・・
こんないい気分は 生まれて初めてだった
おじさん 気を引き締めていこうね・・
おお、むろんだよ ここは慎重にだ!
ビール煽りながら さくらが言った
「おじさん 思ったんだけど あたしたち 親子になろう! そうしないとこの先 やばいよ」
さくらがそんなことを言い出した そしてこうもいった 「あたし大阪へ戻りたいのよ お金が入ったら
お店やらせて・・私の夢なのよ・・」
「そうか、 さくら 金が入ったら その夢かなえさせてやるぞ そのかわり・・ 」
「そのかわり? 」
「いっぱい お〇んこさせてくれや」(笑)
これには 美香も さくらも口を開けて大笑いした
つづく