【半ぐれ銀行マンの天下取り】 21 親衛隊創設
3月になり 立夫は、腹を決めた。
それまでの 方針と価値観を、根こそぎ変える、大転換だ
学会に入信して、最初は利用するつもりでしかなかった。 が その組織力、動員力、は想像超えていることを 実際に中に入ってみて、立夫は思い知らされた。
特に信徒の信心は、想像を超えていた。 純子と明美 二人は、俺の前で躊躇なく、心も身体も差し出した。これが象徴的であり 衝撃だった
言葉ではない。理屈でもない。
大粒の涙を流しながら、「ご主人様のためなら、何でもします」そう言って、全身全霊で忠誠を誓った。
その姿に、俺は一瞬、背筋が寒くなった。同時に、胸の奥が熱くなった。
俺の全身にみなぎるような革命をもたらしたのだ
時間はかかる。 簡単じゃない。
だが、俺の野望を完成させるには、 金よりも、地位よりも まずは人材だと確信した
俺は、海棠常務の人脈を思い浮かべた。政界、財界、学会。 すべてが一本の線でつながっている男だ。
ひとまず、明美を海棠のもとへ向かわせた。 単なる使者ではない。構想を理解できる人間としてだ。
・立夫が学会に入信した経緯
・純子と明美の変化
・親衛隊構想
・少数精鋭で、日本の中枢に食い込む計画
そして、はっきりと伝えさせた。
「姫路に、親衛隊になれる才色兼備の女をもっと送ってほしい」
同時に、もう一つの球も投げた。
国際観光ホテル。カジノ。巨大複合リゾート構想。 銀行の融資額は、一兆円。常識外れの数字だ。
それらの すべてを 書面に落とした。
・需要予測
・外貨流入
・雇用創出
・不動産価値の上昇
・周辺経済への波及効果
融資はする。だが―― 儲けは、巨額になる その結論を、数字で叩きつけた。 これは宗教でも、夢物語でもない。
要するに事業計画書だ。
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そして いよいよ始動開始だ 壮大な野望実現のための第一歩・・
純子と俺は、大手の住〇不動産に乗り込んだ。
丸刈りやくざ支店長の本領発揮はこれからなのだ
つづく