【愛しの美香】  30  立夫逮捕
30代前半  大阪府
2025/12/14 12:11
【愛しの美香】  30  立夫逮捕
大阪にきて すぐに手配した大阪陸連に乗り換えの話は、すべて片がついた。
コーチの件も、スポンサーの窓口も、文句のつけようがない形でまとまった。

立夫は、久しぶりに胸の底から安堵していた。
これで、美香は走ることだけに集中できる。

明日はクリスマス・イブ。
大阪から戻ってきたさくらと、美香と、三人で祝う約束もできている。

立夫は、昼下がりの喫茶店で、飾り付けの続きをしていた。
小さなツリーを窓際に置き、赤いリボンを結ぶ。

(……こんな日が来ようとは) 立夫は嬉しくて仕方がなかった。

そのときだった。
カラン、とドアベルが鳴った。

顔を上げると、断りもなく4人が入ってくる。男が3人、女が一人。
全員、地味な服装だが、動きに無駄がない。鋭い目つき

一瞬で分かった。(警察や!) 

1人が手帳を開き、低い声で言った。 「前嶋立夫さん、というのは――あなたですか」

厳しい顔つきだった。

「……ああ、そうだが」

立夫の喉が、ひくりと鳴った。

次の言葉を聞く前から、 胸の奥が冷たくなっていく。 恐れていたことが、ついに来た。

大阪府警だ、「不同意性交及び公文書偽造、ならびに 児童福祉法違反の容疑であなたを逮捕します」

耳鳴りがした。

店内の音が、すっと遠のく。さっきまで手にしていた飾りが、床に落ちた。

「あなたは 美香さん? そしてさくらさんですね・・一緒に同行願いたいのですが・・」

後ろにいた 女性警官が前に出て 二人には優しく声かけた 

つづく
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コメント

60代後半  鳥取県

2025/12/14 12:38

1. なんて美人なんだよ

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