【半ぐれ銀行マンの天下取り】 26 福山 里美を洗脳へ 3
インターホンが鳴った。
立夫が立ち上がり、扉を開ける。
そこに立っていた里美は、室内を見回し、思わず目を見張った。
「……すご……」
シャンデリアが煌めく 天井まで届く窓。磨き上げられた床。街を見下ろす高さ。
その視線が、純子で止まった 怪訝な顔。
立夫が先に口を開いた。 「ここはな、銀行の寮も兼ねてるんや」
「俺の秘書や」 純子は一歩前に出て、丁寧に頭を下げた。
「中野純子と申します。秘書としてお仕えしています」
「……ふーん。そうなんや」 里美の声には、納得と疑念が入り混じっていた。
立夫は、空気を切り替えるように言った。
「里美 おまえを呼んだのは 司法書士のライセンスを取ったと聞いたからや その資格を約立てたい 開業しろ!姫路支店だけで相当の仕事はあるからな 外注してやるよ」
「うれしいーー!」 里美は目を輝かせた
「その話はあとだ。まずは詫びてもらいたい おれは お前の親父にさんざん罵倒されて ロクデナシ呼ばわりされ 死ねとまで言われたんや」
里美は唇を噛み、視線を落とした。
「……あたしが軽率やった ごめんなさい・・ 父に余計なことを言うた。あんたを傷つけるつもりはなかったんや 」
「嘘をつけ!逆恨みして なにもかも破滅してやるといったじゃないか・・俺は傷ついたよ 大いに」(笑)
「じゃあ 私も言うわ あなたが 結婚してやると言いながら 3年も ほったらかして スルことだけしてたじゃない?」(笑)
「あのな 俺は お前に結婚してくれというつもりやった それをぶち壊されたんや」
「そんなの大嘘や・・あたしは騙されたんや でも今はそれもう思ってない あんたが結婚したことも もう仕方ないし ヨリさえ戻してくれたら」
里美が 目にいっぱいの涙をためていた
「わかった 互いに気持ちが通じたんやからな 俺に土下座してくれ そしたらもう 俺の気が済むし お前も何もかも忘れて 元にもどれるやろ」・・
「わかったわ 土下座でも何でもしますよ あなたって そういうことを言う人なのよ」 (笑)
「里美、全裸になるんや 覚悟をみせてくれ・・」
「え?全裸?・・それはいいけど この人の前で?」
「そや・・俺に忠誠を誓うものは みんなそうしてもらうんや いいか 里美 俺は学会に入信したのや
この純子もそうや そうすることで 海棠 立夫を中心にして 一致団結することにしたのや」
「学会ってあの 創〇学会?」
つづく