【半ぐれ銀行マンの天下取り】 28 親衛隊の制服は着物
翌日の昼前。
東京から明美が戻ってきた 丸3日滞在して 海棠常務といろんな相談をしてきたらしいが・・肝腎の才色兼備の女は連れてこれなかった
「支店長、申し訳ないです 向こうで何人か紹介してもらって面談したんですが 支店長の好まれる女はいなかったです(>_<)
ただ支店長が学会に入信したことをとても喜んでおられました それと 国際観光ホテルをつくることも・・驚いてましたよ 」
「そうか (笑) 女は残念だがしかたない。 少数精鋭でいくんだから ゆっくり探そう・・慌てることはない 」
と 立夫は 村木に電話を入れ来てもらった
昼飯をみんなで食おうというと 飛んできた・・
村木は支店長代理になり 事実上の支店長の実権を握らせていたから 張り切っていた
それこそ 10人前ぐらいの出前をとり テーブルの上にテンコ盛りにさせた
立夫の 羽振りは格段に良くなっていたから
前のようにラーメン一杯を食うのに 財布と相談する必要はなかった
このタワーマンションの家賃や光熱費はすべて銀行が賄い 飲み食いもすべて経費で落ちるからだ・・
明美 純子 里美 そして村木 の4人と立夫。 円卓に5人の役者がそろったのだ。
それぞれ初顔合わせの挨拶はすませて 立夫は切り出した
「お前たち 4人は まさに精鋭の親衛隊だ それにふさわしい制服にしたんだ 」
と着物を見せた・・
明美と純子のものだけで 里美の着物はのちほど 業者に採寸させて 作らせるといった
うわーー綺麗! ふたりはさっそく着た・・
おおーー似合うじゃないか!
素敵ですっ! 里美が感嘆し 村木は口をぽかんと開けたほどだ
「今後はこれで営業活動やるんや インパクトは抜群やで 名刺は 海棠国際観光ホテルと銘打って プロジェクトスタッフにするのや!」
「里美の司法書士事務所でもこれをな・・」
「立夫、すごい発想やな おめーにはびっくりの連続や」
他の3人も相槌を打つ・・
「明日からさっそく動くぜ・・播州興産という建売会社で 播州一帯では トップメーカーや これをぶっ壊し、乗っ取るために動いてもらう!」
つづく