【半ぐれ銀行マンの天下取り】  35    無敵立夫の目標
30代前半  大阪府
2025/12/19 10:59
【半ぐれ銀行マンの天下取り】  35    無敵立夫の目標
福山鉄工は沈み、
播州興産を破滅させ
水田司法書士事務所の仕事を丸ごと奪い取った

いずれも、派手な血は流れていない。 書類と数字と沈黙だけが、結果を残した。

人は言うだろう。やりすぎだ、と。冷酷だ、と。

だが立夫は知っている。 世間は、勝った者にしか倫理を問わない。

そして今――自分は勝っている。

海棠常務の息子。その肩書きが持つ威力は、想像以上だった。

電話一本で態度が変わる。名前を出しただけで話が早くなる。説明はいらない。空気が、勝手に整う。向かうところ、敵なし。

だが立夫は、その「今」を一番信用していなかった。

世間は甘くない。権力は、いつか必ず裏切る。

親父が、いつまで常務でいられる?病か、あるいは内部抗争か。

ひとたび歯車が狂えば、追い風は一夜で逆風に変わる。

立夫は、そこまで見ていた。だからこそ――風が味方している、この瞬間に。盤石を作るのだ。

所詮 この世は色と欲だ 綺麗ごとなど敗北者の戯言に過ぎない。

立夫は タワーマンションの最上階の窓から 姫路城を見た 5月の春の息吹が舞い 生き生きとしていた

これが今の俺だと思った

海棠姓を名乗って半年・・手元に1億の金ができた。 銀行を免職されたときは10万しかなかった それが一千倍になったのだ・・

年内といわず 3か月で この1億の10倍、10憶にしたいと思った 

フツウではありえないが それを本気で達成しようと決意したのである(*^_^*)

目標は10憶・・目標が決まれば 手法もおのずから決まる・・これが立夫の揺るぎなき信念だ

つづく




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