【半ぐれ銀行マンの天下取り】  79  メガバンクとの対決
30代前半  大阪府
1/14 9:40
【半ぐれ銀行マンの天下取り】  79  メガバンクとの対決
世界一の超高層ビル建設計画について 市長あてにメディア マスコミが取材に来て市長は答えた 

「確かに計画を聞いて私自身も驚いているところだ この計画が本当に実現すれば姫路は世界に羽ばたく観光都市になることは間違いない
 姫路としては願ってもないことであり ぜひともそうなってほしいです」

と談話したものだから 一気に信憑性は増し 荒唐無稽だ!という声はかき消され 地元の国会議員まで 賛成だ!と言い出した
「姫路のお城周辺は 何十年も前から道路は迷路のようになっており 消防車も入りづらい状態で家並みも 旧態依然のままだ 再開発が計画されており そんな超高層ビル計画があれば それに乗っかってやりたいもんだ」と発言 議員もやる気満々だ 
選挙にも有利に働くと計算したのであろう 国会議員まで動き出したとなれば これはもう 本気度を疑うものは誰もいなくなった

そんな中でついに 銀行本部が乗り出したのである 
「これはすておけん・・ あいつと連絡を取り なんとかしないと 独り歩きして数千億の金を融資せざるを得ない状況になるぞ」
と色めきたったのである そんななかでの海棠専務の直々の電話だったのだ

銀行本部の中枢、そのさらに奥に座る男だ。用件が軽いはずがない。

「……はい、立夫です」
声を整えたつもりだったが、わずかな緊張は隠せなかった。

「立夫君 ずいぶんと、派手な話になっているな これは君の発案か それとも誰かの入れ知恵か?」
「いえ 私一人が考えたことであり そんなものはいません 私は理不尽にも銀行を追い出されて 浮かんだ計画ですよ」

「それはわしを責めているのか? わしはな 金融庁の警告をうけて・・」
そんなことはわかってますよ! と言葉を遮って 語気鋭く言い放った
「登記の仕事を切られて 正直いいますと頭に来ています 親父さん, 何の電話か知らないけど そのへんを元通りにしてから
だ」

「ううむ・・」
電話の向こうで 悔しいのだろうか、苦渋の呻きが聞こえた
相手はメガバンクの専務だ 行内では天皇と恐れられている男だが 立夫は一歩も引かなかった
「わかった、君の言うとおりだ こちらにも判断ミスがあったことは認めるよ」
海棠はしかるべき措置をして 改めて連絡すると電話を切った

よおし! 
立夫は勝利の歓喜に身震いした 
メガバンクの天皇相手に啖呵を切ったのだ これほどの痛快なことがまたとあろうか・・(^.^)


つづく
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コメント

60代前半  愛知県

1/15 20:15

1. こんばんは。
次で80。まだ、2/3?
まだまだこれからですねえ。
(^o^)

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