拾った可愛い女 8 ヒモになる予感
「あれがあたいのアパートよ」
と 指さす方向に古臭い2階建ての文化住宅があった
(まるでイメージどおりじゃないか・・これじゃ豚小屋だ)
真知子はおじさんが来ていると言う 自転車が停めてあるからというのだ・・
ドアを開けたら
真知子のいうとおり 母親とその男がいた どちらも全裸だった
既にからみが終わった様子で たばこを口に咥えた男が 驚いた顔を向けた
「なんだ お前は! 」
痩せて50歳ぐらいだろうか 頬がこけて 白髪交じりだ
部屋は蒸し風呂のように暑かった
真知子の母親は 陰部を手で覆い視線が泳いでいたが真知子が見せてくれた写真の通りの美女だった
「勝手にはいってきやがって誰なんだ!」 男はパンツをはいて 俺の前に立ちはだかった
威猛々しいが 背は思ったより低い カラ威張りだろう 目が怯えている
「俺は真知子の婚約者よ 話をつけに来た 上がらせてもらうぜ・・」と 言いながら 部屋にあがった
「何だ!だれが上がっていいと言った!」 俺の胸倉をつかもうとしたのを振り払い 足払いを掛けたら
男はもんどりうって倒れた。
「おい、手荒な事はしたくないが やるならやってもいいぜ・・」
立夫は大柄で丸刈だ お世辞にでも 顎が張ったその顔は善人の面相とは言えないだろう
加えて太い声と俺の眼光の鋭さに 男の態度が一発で変化した
「あんた 何者なんだ? 一体何の目的でここに?」
「俺はな 刑務所に何度も縁のある男よ・・」
ハッタリだったが いかにも修羅場に慣れたような 俺の 雰囲気で信じたようだ
「おまえ・・母子が貰っている生活保護費を使いこんでるそうだな この真知子から何もかも聞いたぜ・・」
「・・・・・・」
「いいか よく聞け おまえのやっていることは 業務上横領 性的虐待 強姦 強制わいせつ 児童福祉法違反だ、
ここにくる前に警察と児童相談所に連絡しておいたぜ」
「け、けいさつ・・」 男は茫然とし へなへなと床に崩れ落ちた
つづく