新選組、池田屋殴り込みのアホ顛末(^.^)
池田屋の夜は、蒸し暑く、息が詰まるほど静かだった。
嵐の前ではなく、殺し合いの前の沈黙だ。
階段の踊り場で、浪士の一人が叫んだ。
「もはや幕府に義はないのだ! 我らは天子のために!――」
「貴様らは、日本の夜明けを知らんのか? 間抜けども!」
灯りに照らされた顔は汗と血で濡れている。
だが声だけは、やけに通った。
満身に血を浴びた近藤勇がその前に仁王立ちした
「葵を捨てて菊を追うのが、きさまらの忠義か!日和見の馬鹿垂れ共が!」
浪士は一瞬、言葉を失った。その一瞬が、命取りだった。
「武魂の真髄を、教えてやるわ」
剣が走る。
躊躇はない。
思想を切るのではない。
身体を切るのだ。
一刀両断!
肉を斬る 骨を断つ 次の瞬間、腕が床に落ちた。 血が噴き、悲鳴が遅れて響く。
切り落とされた腕の先で、まだ何かを掴もうとしていた。
だがもう、何も掴めない。
池田屋の中では、こうした「説教」が何度も繰り返された。
言葉で諭し、次に剣で納得させる。
どちらに大義あるか正義があるか、問題ではない。生き残った側が正義になる。
それだけだ。
浪士たちは「日本の夜明け」を語り、新選組は「秩序」を語る。
だが床に転がる死体にとっては、夜明けも秩序も、どちらも来ない。
皮肉な話だ。忠義を最も声高に叫ぶ者ほど、時代が変われば裏切り者の名を与えられる。
葵も菊も、やがては旗印になるだけだ。換言すれば今のクソ日本の構図だ
その下で斃れ死んだ国民など歯牙にもかけられない
正義とは、剣を持つ側の都合であり、
武魂とは、命を使い捨てるための美しいアホ言葉にすぎないのか (笑)