官能小説 【崩れる美貌妻、性奴隷の道】  32    立夫と母の接点
30代前半  大阪府
1/23 20:36
官能小説 【崩れる美貌妻、性奴隷の道】  32    立夫と母の接点
「お母さんのところに、相談に行ってました……」

真奈美が絞り出すように言うと、立夫の表情が一瞬で変わった。

「……なんだと?」

低く、鋭い声。

グラスを置く音が、やけに大きく響いた。

「何を相談したんだ、何を話した?」 

一歩、距離が詰まる。
睨みつける視線は、問い詰めるというより“測る”目だった。

真奈美は喉がひくりと鳴るのを感じながら、正直に答えた。
「……今の状況を。あなたが、勝手に家に入ってきてることも……全部」

一瞬、空気が張りつめた。

真奈美は体を震わせ目を閉じた 頬に平手打ちが飛んでくるか 何もかも脱がされお仕置きが始まることを覚悟した

だが次の瞬間、立夫は意外な行動に出た。

舌打ちし、怒鳴り声もない。無言のまま背を向け、乱れていたシャツの襟を整え、ジャケットを手に取る。

それだけ言って、玄関へ向かう。

ドアが閉まる音がして、ようやく真奈美は息を吐いた。

その夜、彼女は一人で過ごすことができた。 だが、安堵は長くは続かない。

母親は本当に話をつけてくれるのか。
あの男は、いったい、次に何をするつもりなのか。
不安は波のように重なり、眠りは浅かった。
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一方、その頃。
立夫は自分の部屋に戻ると、携帯を取り出し、迷いなく番号を押した。
数回のコールのあと、落ち着いた女の声が出る。

「……もしもし?」

「俺だ。静江さん」

新宿で小料理屋を営む女、上月 静江。 真奈美の母親だ

42歳。穏やかで、人を疑うことを知らないような目をした女だった。

立夫は、彼女を“知っている”どころではない。 実は肉体関係を持っていた。

真奈美がこのマンションに引っ越してきた当初、立夫は彼女を口説こうとした。

だが、まるで相手にされない。きっかけが、何一つ掴めなかった。
そんな折、真奈美の古いホームページを見つけた。宝塚時代のものだった
そこに、母親の存在が記されていた。
新宿で小料理屋をやっている、という一文とツーショット画像

立夫は、そこから辿った。
静江の店を見つけ、通い、常連になり、悩みを聞くふりをして距離を縮めた。
誠実な男を演じるのは、彼の得意分野だった。冗談もうまい そのへんは如才がない

静江は信じた。
42歳という年齢で、ようやく現れた“理解者”だと。
結婚したいという立夫に惹かれて当たり前だろう

「……急にどうしたの?」何回かの逢瀬の後 ピッタリ来なくなり あきらめかけたところだっただけに
静江は嬉しさが隠せない

電話口の静江の声は、いつも通り柔らかい。
「少し、話があってな。今度、ゆっくり会えないか」
「ええ……もちろん」

立夫は通話を切り、薄く笑った。
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