拾った可愛い女 12 狙いは目黒の大豪邸 2
東急目黒線
の西小山駅という聞いたこともない駅だ
一帯は表札が色あせた一軒家がつづく 近所づきあいゼロは確実 路地が狭く、夜は人が消えるという
ショボいところだ
立夫と真知子そして母親の麻紀と ここに引っ越した。
目黒の豪邸をモノにするという アホ計画だが立夫は 結構本気だった そのためにも豪邸にも近いし ちょうど手ごろの根城だ
とりあえずは金はある こいつが尽きない間に決行だ。
引っ越して10日 この二人を見ているとこちらまで頭がおかしくなる
2人は、アホではない。
真知子も麻紀も、知的障害の手帳など持っていない。言葉も通じるし、計算もできる。言ったことも認識するしその通りやる
母親の麻紀は身体に障りがあるだけだ。足が悪い。その一点を除けば、思考は明晰で、むしろ人を見る目は鋭い。
だが 二人とも“おかしい”。おれが2人を並べてセックスしていて平気なのだ
それは狂気というほど派手なものではないかもしれん が 隠れてやるのならともかくもだ
母娘のどんぶりセっクスも平気という感覚にはあきれた
そんなことおかしいと避けるものだ
(社会的通念。)
その輪郭が、二人の中ではぼやけている。
何が普通で、何が越えてはいけない線なのか。その判断基準が、どこかで欠け落ちているのだ
俺という男の勃起を二人で仲良くしゃぶるという感覚がだ(笑)
それを「変だ」という感覚すら、彼女たちには薄い。
立夫は思った 家庭とは 幸せとは こんな形もありか・・と思えてきたのである
ってことで 望外にも色は充足できた いつでも欲望ははける・・
そうなると 次は金だ
この二人を手放すのはありえん 引き留めておくには金が要る
手元に230万はあるが5か月と持たないだろう 今すぐにでも 金がほしい 豪邸を手に入れるには軍資金は多いほどいいのだ
「真知子 お前のスマホから転送されたメール見たんやが この高山っていう野郎はどんな奴や?」
「その人?50ぐらいの人や 眼鏡かけて 私くらいの身長や」
「何回したんや? リピートのメールみたら5回はあるな」
「それぐらいしたよ はっきりは 覚えてないけど?」
なにが聞きたいの?みたいな顔した
「おじさん 怒らんとって もうしないから・・」
詫びてるつもりが ニターとしよった
「おまえ今から会いたいと電話せー」
「えっなんで? そんなことしてどうするの?」
「ええから 電話せー ここは西小山という駅や そこに来てというのや」
立夫は メールのやりとりを一通り見て こいつは ちゃんとした会社に行っている男とにらんだ
間違いなく金になると確信した
つづく